「松の内」の定義の変化に考える、慣習の振返り

● 「松の内」はいつまで?

1月15日で松の内も終わりとなりますね。

この松の内、関東では1月7日まで、関西では1月15日までと地域によっても差があるとのこと。

確かに、私も子供の頃は、両親とも九州出身のため、1月15日まで松の内とし、鏡餅もその後でお雑煮にして食べていたように覚えています。

現在は、1月7日に七草粥を食べ、松の内の区切りにしています。

松の内は、門松を飾っている期間のことで、元は小正月の1月15日までだったのが、それまで20日が鏡開きだったのを、20日を縁起が悪い(徳川家光の命日が4月20日)として鏡開きを1月11日とした徳川幕府の通達により、関東では1月7日に変わってきたもののようですね。

参照: 門松(ウィキペディア)https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%96%80%E6%9D%BE
小正月(ウィキペディア) https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E6%AD%A3%E6%9C%88

 

● 東京証券取引後の大納会、大発会

実は、東京証券取引所の年末の大納会、年始の大発会は、以前は午前中で取引が終わっていた(午後からお休み)だったのが、2009年の納会から終日取引を行うこととなったのを覚えていらっしゃるでしょうか?

私は、グローバル化の中で、海外からの売買ニーズを考慮したものかと思っていましたが、東証のコンピュータシステムの変更に伴う、システム負担の軽減を目的としたものだそうです。
大発会・大納会(ウィキペディアより)https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E7%99%BA%E4%BC%9A%E3%83%BB%E5%A4%A7%E7%B4%8D%E4%BC%9A

このように、慣習というのも色々変わってくるものですが、その変化の理由も、時代によって変わってくるものですね。

今後、AI・IoTやビッグデータがビジネスや人々の生活に影響を与えるに連れて、変化する慣習、風習も出てくるのではないかと思います。

また、2019年の元旦に予定されている天皇陛下の退位にともなって、
まず、当然のことながら「天皇誕生日」が変わりますので、B2Cの業界はもちろんのこと、B2Bの業界においてもコンピュータシステムその他について、対応が必要になることが想定されますね。

 

● 社内の慣習とその変化の振返りと見直し

日本、あるいは海外の慣習、習わしだけでなく、自社の中にも色々な慣習や、創立記念日などの記念行事などがあるかと思います。

そういったものが、どんな理由で変わってきたか、これからどのように変えるべきかを考える機会、またはヒントとして、お正月や松の内のような慣習の変遷を見てみるのも良いのではないでしょうか?

皆さんも、季節の行事を行うときにはその変遷の歴史も見ながら、より楽しい経験にしてみて下さいq(^o^)p!

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