クラウドファンディングと神社の関係とは?

● Fintechで神社を支援する(一社)神社崇敬会の設立

4月28日に、人と神社をICTでつなぐ崇敬会支援事業を行う、
一般社団法人 神社崇敬会(事業所:東京都目黒)が、
2017年4月10日(月)に設立したとのプレスリリースが発表されました。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000025662.html

神社崇敬会の設立目的は、リリース記事によると以下のとおりです。
(以下、改行は筆者挿入)

「神社の奉賛組織である崇敬会の普及振興に寄与することによって、
神社の護持運営をはかり、社会の文化発展に貢献することを目的とし、
その目的に資するための崇敬会の創立及び運営に関する支援事業や
その他の各種関連事業を行います。」

具体的な活動内容としては、

「「ファイナンス」「プロダクト」「Webサービス」の3つのプロダ
クト・サービス群を中心に展開されます。
この3つのプロダクト・サービス群はICTを通じて相互に連携し、
参加する各崇敬会の会員獲得や会員の管理、各崇敬会が奉賛する
神社の諸祭事への参加を促す情報発信、神棚のIoT化(2018年を
予定)で崇敬会との通信網を構築し、フィンテックとIoTによって
「いつでもつながる神社」を実現し、神社の護持運営と社会の文化
発展に貢献し、人と神社のつながりを日常に感じられる世界を実現
します。」
とのことです。

 

●「神社崇敬会」はクラウドファンディングサイト「すうけい」を運営
神社崇敬会は上記のプロダクト・サービスのために、
クラウドファンディングサイト「すうけい」を運営するとしています。
http://sukei.jp/

なお、この3つのプロダクト・サービスは、
2015年よりナショナルデパート株式会社が立ち上げたとのことですが、
同社は元々食品を中心とした商品を製造し、ネットストアで販売して
いる企業です。
http://depa.jp/
このような企業が、ネット販売からクラウドファンディングなどIT
関連のサービスに拡大していった過程もどのようなものか、
中企業診断士としても大変興味を感じました。

 

● 「つながる」というニーズの共通性に着目

神社・仏閣というと、なんとなくIT、AIとは縁のなさそうな印象がありますね。

これは想像になりますが、「すうけい」および「神社崇敬会」を
立ち上げたナショナルデパートのビジネス展開は、「つながる」
というITの特性と神社のニーズの共通性に着目したものではないか
と考えています。

 

● 神社のネットワークとしての機能と以外なITとの親和性

私も読んだ、ベストセラー

成功している人は、なぜ神社に行くのか?
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でも、神社は神社同士、また信者とネットワークでつながっている
ことを説いていますが、

神社のネットワークとしての機能というのは、ITとは意外?に
親和性が高いのかもしれませんね。
そこに目をつけた、ナショナルデパートさん、ますます興味が
湧いてきました。

 

●知的資産経営における新規市場の見つけ方

知的資産経営において、
自社の知的資産と強みを分けて考えることで、縁がなさそうに
見えた新しい市場が見えてきます。

今回の例で言えば、

知的資産=Fintech技術、クラウドファンディングの経験

強み=神社同士、信者とのネットワーク=お客様のニーズへの対応

となり、通常縁がなさそうなIT、AIの分野での知的資産の
新しい活用方法が見えてきたものかと思われます。

知的資産と強みを分けて、自社の知的資産を「つなぐ」のような、
抽象度の高いキーワードで見てみることで、
縁がなさそうな強み、新しい市場が見えてくると考える次第です。

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