気象予報士の認定制度提言にみる知的資産のメンテナンス

● 気象予報士制度は必要か?「予報士1万人」時代の気象業界を考える

10月3日の、Yahooニュースに、片平敦氏(気象解説者/気象予報士/防災士/ウェザーマップ所属)の表題の記事が掲載されていました。

https://news.yahoo.co.jp/byline/katahiraatsushi/20171003-00076356/
(引用は「」でくくります。 改行は筆者挿入、以下同様)

5回に渡って気象予報士という制度が現在抱える課題を解説し、最終回の本記事では、
「独自予報を発表する目的の「業務独占資格」ではなく、高度な気象予報技術や防災の知見を持つ人材を「認定」する国家資格制度とする」
という制度改革を提言しています。

その提言の中で、気象予報士の資格を取る人の資格へのニーズ、使い方も考慮して、

現行の気象予報士試験レベルでの認定に加えて、日々の業務を行う「プロ」としてやっていく人たちにはもっと厳しい審査を行い、さらに高度な技術力を問い、実務経験や高い専門性を持つことを認定する、段階的な資格制度が適切なのではないか」

とコメントされている点が大変参考になりました。

● 建築士や自動車免許

片平氏も挙げているように、世の中には、初級から上級への段階的な資格制度は数多くあります。
また単に初級⇒上級だけでなく、情報処理技術者試験のように、ベースの入り口⇒応用分野別の資格といった構造を持つ資格もありますね。

私の持つ行政書士の資格においても、審判関連の業務ができる「特定行政書士」など、上級の資格を近年設けています。

● 資格と同様に「知的資産」を段階的な構造で考える

上記の話は、個人レベルの資格を中心としたもの(業務独占の資格の場合は、企業の事業レベルでも関わってきます)ですが、知的資産経営においても、自社の知的資産を段階的な構造で考えることは、知的資産の強化という面から効果的だと思います。

典型的には、人的資産において、上記のような資格取得を利用したり、自社内で認定制度を作ってレベル向上のモチベーションアップに繋げるということは、広く行われていますね。

人的資産だけでなく、構造資産(自社の仕組み)、関係資産(社外との関係)についても、段階的なステップアップとラインアップの双方の面から今後の維持・強化を考えていくことは大変重要な視点では無いかと考える次第です。

この記事がいいなと思ったら、クリックよろしくお願い申し上げます(*^^*)。


中小企業診断士ランキング

★ 「いちいちブログを見に行くのは面倒、自分の関心のある記事だけ読みたい」
とお思いではありませんか?

「知的資産経営で会社を元気に」公式メルマガでは、
このブログのサマリー、今日の名言などを配信しています。

日々の活動から得た、業務効率化や勉強法などメルマガだけの内容もありますので、ぜひご活用下さい!

バックナンバーはこちらから

http://blank-ex.com/bkn64717/chitekis/

メルマガ登録は以下からどうぞ(^o^)!

https://maroon-ex.jp/fx64717/cIBVFx

 

Follow me!