総務省 「新たな情報通信技術戦略の在り方」に関する情報通信審議会からの第3次中間答申を公表

● 総務省 「新たな情報通信技術戦略の在り方」に関する情報通信審議会からの第3次中間答申を公表

2017年7月20日に、総務省は、「新たな情報通信技術戦略の在り方」(平成26年12月18日諮問第22号)について、情報通信審議会から第3次中間答申を受け、内容を公表しました。

http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01tsushin03_02000216.html

第3次というのは、
平成26年12月18日付け「新たな情報通信技術戦略の在り方」を受け、平成28年度からの5年間を目途とし、ICT分野において国や国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)等が取り組むべき重点研究開発分野・課題及び研究開発、成果展開等の推進方策の検討を行い、平成27年7月28日に中間答申(「第1次中間答申」)として取りまとめましたが、
IoT分野とAI・脳研究分野に関する今後の研究開発・社会実装の推進方策やIoT/ビッグデータ/AI時代における国際標準化戦略や人材育成の推進方策について、平成28年7月7日に第2次中間答申を、
そして、IoT/BD/AI時代を迎えた熾烈な国際競争の中で、我が国社会の生産性向上と豊かで安心な生活を実現するため、今回の第3次中間答申で「次世代人工知能社会実装戦略」とAIで価値創出するための「次世代AI×ICTデータビリティ戦略」について提言を取りまとめたものです。

言語処理技術、脳情報通信技術等の次世代AIの社会実装を図ることを喫緊の課題とし、さらにその駆動力となるユーザ企業等の多様な現場データ、言語、脳情報 、宇宙 等の 重要分野の良質なデータを戦略的に確保するとともに、異分野データを連携させて、安全、利便性高くAIで利活用し、価値創出を図るための環境整備(「ICTデータビリティ」)を推進することが必要と謳っています。

宇宙や人間の脳そのものにも焦点を当てて、その解明と知見の活用を重視しているところに、この試みの特色があるかと感じるところです。

IT、インフラ、医療、サービスなど、産業別にも関心を持つ試みがあるかと思いますが、業界横断的な課題としては、異分野データの連携のための環境整備の推進(プライバシー保護やデータセキュリティ確保を図るための、匿名加工技術の評価技術を確立、データを暗号化したままディープラーニングを行う技術や量子暗号の社会実装に向けた研究開発)を挙げており、これらの進展は、業界を越えて影響を及ぼすものとして注視したいと思います。

● 変わる技術と変わらぬ感性

AI、IoT、ビッグデータなどの技術開発の進展の早さには目を見張るものがありますが、一方で人の感性やそれに根ざしたニーズといったものは、今も昔も変わらないものが根強く残っているかと思います。

技術の進展についていきつつも、変わらないものは何かということを見失わないように心がけたいと考える次第です。

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