AIと勝負で負けたチェスのチャンピオンは、AIをどう捉えているか?

● 往年のチェスチャンピオン、ガルリ・カスパロフのプレゼン@TED
http://digitalcast.jp/v/25723/
アルファ碁など、AIと人間の対戦が注目を浴びていますが、チェスの世界で既に西暦2000年以前に同様の自体が起きていました。
1985年に、32台のコンピュータを一度に相手取って勝った、チェスの世界チャンピオンのガルリ・カスパロフが、その後、1台のコンピューターに負けたのですが、その彼は、ユーモアあふれる口調で、機械と人間の関係について講演しています。
(引用は「」でくくります。 改行は筆者挿入、以下同様)
「テクノロジーを最大限に活かしたいなら、私たちは自己の恐怖心と向き合わなければならないし、人間性の最善の部分を引き出したいなら、私たちは向き合った恐怖心を克服しなければならない、とガルリ・カスパロフは言います。史上最高のチェス・プレーヤーの1人であるカスカロフは、1997年、IBMのスーパーコンピュータであるディープ・ブルーとの記念すべき対局に破れました。今回、カスパロフは、知的なマシンが私たちの大いなる夢を実現していく助けとなる未来を展望します。」

 

● 機械に負けたのではなく、その背後に居る開発者、人間に脱帽

カスパロフの言葉で印象に残ったものは、
「人間の知性は依然として「謎」として残るだろう。」
というものです。これは、先日紹介したアルファ碁の開発者の言葉に重なるものですね。

7月21日、MIT Technology Reviewに、アルファ碁を開発した、デミス・ハサビス氏が、AIの能力の限界を押し広げるには人間の知性をより理解することが必要だと主張し、AIと神経科学の間でのアイデアの交換を提唱しているとの記事が掲載されていました。

人間の知性と機械は共存できると私も考えています。なぜなら機械で代替できない部分はどんな時代でも必ず残ると考えているからです。

● 競争よりも協調するために

相手が機械か人間(企業)かに関わらず、新規技術を最大限に活用するためには、真正面から反発するよりも、協調することが必要だと思います。

その方法の一つが、自社が業界の中で独自路線をとることではないでしょうか?
独自路線を取ることで、自社のライバルと思っていたところと協調出来る可能性も出てくるかと思います。
自社の独自の強みを探すためには、知的資産経営報告書の作成を通じて、自社の知的資産に根ざした独自の強みを明確にすることが有効です。
そして、その強みで顧客に価値を提供する中で、自社に足りない所を補う方法を考えていくことで競争から協調にシフトを図ってはと考える次第です。

あなたは、自社が業界内で独自路線を走るために、自社の知的資産をどのように活用しようとお考えでしょうか?

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