AI・IoTを分散型・集中型の視点で見ると?

● AIは仕事を奪うのか、熟練技術を受け継ぐ担い手になるのか

 

2017年11月29日のmonoistサイトに、表記の題名で、菱洋エレクトロが開催したセミナーレポートが掲載されていました。
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1711/29/news012.html

(引用は「」でくくります。 改行は筆者挿入、以下同様)

「菱洋エレクトロは2017年10月24日、東京都内でAI(人工知能)とIoT(モノのインターネット)をテーマにしたセミナー「RYOYO AI Realセミナー ~AIがビジネスを変革する~」を開催。注目を集めるAIやIoTに対してどのようなアプローチや活用方法があるのか、製品やサービスの開発にどのように適用すべきかについてさまざまな講演が行われた。」

菱洋エレクトロ(リョーヨー)グループは「半導体」とコンピューター製品をはじめとする「ICT(Information and Communication Technology)」の2つの事業基盤を柱に、それぞれの強みを活かした「サービス・ソリューション」にも注力しています。
http://www.ryoyo.co.jp/

AI・IoTは現在のバズワードとなっていますが、上記の記事では、AI・IoTの技術開発のみならず、AI・IoTとの付き合い方(使い方)もしっかりと検討する必要があるとして、講演内容を紹介しています。

 

● 自律協調型の社会へ

講演では、AI・IoTによる単純労働の減少と、熟練者のスキル継承支援という視点と、AI・IoTのシステムを集中型から分散型に移行させることにより、自律協調型の社会を目指すという2つの視点から、AI・IoTと社会の関わり方について話されていた模様です。

自律協調型というのは、同社によれば「モノ同士がクラウドを介さなくてもエッジデバイスがデータを直接判断、通信することで素早いレスポンス、通信量の削減、高いセキュリティを実現する」というものですが、
クラウドとエッジ(ユーザーサイド)で、適切な役割分担をしながら、全体最適を目指していくと捉えて良いかと思います。

● 中小企業におけるAI・IoTの利用

中小企業において、AI・IoTを利用しようとすると、自社で完結するようなシステムを構築・運営することは難しいので、プロバイダー等のサービスを利用することになるかと思います。

その際にも、自社の既存のシステムとの共存を図るという点で、菱洋エレクトロの講演で話されているような、クラウドと自社側でのシステムが協調するような仕組みでAI・IoTの導入を考えることは、有効な選択肢かと思います。

また、同社の講演では、
「IoTやAIに関わる開発を行う上でのポイントとして「安全性」「連携性」「拡張性」の3つ挙げた。
安全性はセキュリティをどのようにして担保するか、連携性はデバイス同士のつながりをいかに担保するか、拡張性はどれくらい適用範囲、機能、精度を拡張していけるかが課題になる。「これら3つのポイントは、開発側だけでなく、IoTやAIを活用する現場側でも検討すべきだ」」

として、現場にある課題を出発点としてソリューションを開発した事例を挙げています。

自社の現場が抱える課題、取引先や顧客が抱える課題こそがAI・IoTの活用を進める重要な知的資産であり、さらにこれらの課題を明確にし、共有する仕組みが重要な構造資産となることを改めて認識した次第です。

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