エストニアとフィンランドのICT教育にみる、一貫したビジョンの重要性

ICT education

【今日のポイント】

エストニアとフィンランドのICT教育の調査報告。

上記の国の取り組みには「人材が国の資源」という意識と人材育成で国家を成長させるというビジョンが背景にあることを窺わせます。

AI・IoTなどの新技術導入や環境問題など、広範囲に渡る複雑な課題への対応において、一貫したビジョンの必要性が増していることを改めて感じる次第です。

 

エストニアとフィンランドのICT事情

2019/7/29の教育新聞に表記の記事が掲載されていました。
(引用は『』でくくります。 太字と改行は筆者挿入、以下同様)

『(一社)日本教育情報化振興会(JAPET&CEC)海外調査部会では511日から19日にかけエストニアとフィンランドに赴き、ICT活用を中心に教育関係機関や学校などを視察した。

その成果を、このほど開かれた報告会で発表。日本のICT事情、プログラミング教育の方向性や課題も念頭に置きながら、教育制度やICT活用、プログラミングへの取り組みなどが報告された。』

エストニアで

『全ての学校がインターネットにつながり、PCが整備されたのが2001年』

とのこと。

記事からはICT導入以前に、「国の資源は人材」との意識が徹底しているのではと感じる所です。

同記事は、7/12開催の日本教育情報化振興会(JAPET&CEC)海外調査部会の報告会の内容ですが、

同振興会の『OECD 国際教員指導環境調査(TALIS)の2013年度調査結果』や『OECD国際教員指導環境調査(TALIS2018報告書 』も参考になるかと思います。
http://www.nier.go.jp/kenkyukikaku/talis/

一貫したビジョンの重要性

国家の政策はもちろんのことですが、いろいろな要素やプレーヤーが絡み合う課題は、官民問わず数多くあり、またそのような課題は数が増えるとともにその複雑さも増してきているかと思います。

『フランスのスタートアップコミュニティにみるビジョンへの共感が牽引する新しいエコシステム』で高い志を持つビジョン自体が、他者の共感を得るための大切な経営資産となることや、

『「起業家のまち」仙台市の取り組みにみる「現場」への機能集約とビジョンの共有』で、中央集権型から現場への権限移譲による敏捷な組織運営への移行におけるビジョン・ポリシーの共有の重要性、

AIIoTと人の分業のヒント: 専門家のサポートと受ける側の「感性・ビジョン」』
ではAI・IoTの導入において専門家のサポートを受けることはほぼ必須条件となって来る中で、サポートを受ける側にも、AIとの役割分担として、人が行うべき事を考える際に、「感性」、「ビジョン」などを明確にし、それを伝えて共有していくことが求められて来ることをお伝えしましたが、

人材育成におけるICT等の利用といった、中長期かつ広範囲に渡る課題への対応においては、やはり一貫したビジョンの存在がまず大前提となっていることを、今回の記事や上記の調査結果からも改めて感じる次第です。

 

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