RPA導入の解説記事に考える自社の「見えない資産」発見の機会

RPA 業務分析

【今日のポイント】

RPAを検討・導入されている企業が増えつつあります。

そこではRPA人材の確保・育成に加えて、既存業務の見直しも必要となりますが、この作業を、自社の「見えない資産、強み」を発見する機会としても利用されることをお勧めする次第です。

● 10分で理解する「RPA」、今求められるRPA人材の教科書

2019/11/12のビジネス+ITに表記の記事が掲載されていました。

(引用は『』でくくります。太字と改行は筆者挿入。以下同様。)

『業務効率化や生産性向上を実現するテクノロジーとして「RPA(Robotic Process Automation)」が注目を集めて久しい。実際に民間企業や自治体での導入も進んでいる。ただ、AI(人工知能)やマクロ、VBAとの違いを明確に理解しているだろうか?RPAの基礎知識から活用事例、主要製品や導入における課題までを分かりやすく解説していこう。
物流・ITライター 坂田 良平』

同記事は以下の構成で、RPA導入時のポイントを解説しています。

『<目次>
「RPA」は事務作業を大きく効率化するツール
RPAの得意分野と不得意分野
RPAとVBAはどこが違うのか?
RPAとAIとの違いは?
RPAの種類と主な製品、市場
「スマート自治体」実現に向け、RPA導入が進む自治体
ユニークなRPA導入の取り組み:つくば市
RPAの課題、導入・普及のボトルネックとは?
活用には「RPA人材」が必要だ
RPAはすべての企業の財産となり得る』

RPAを俯瞰する上で参考になる記事かと思います。

なお、この記事内でも取り上げられている、総務省が2019年5月に発表した以下の資料では、

『地方自治体におけるAI・RPAの実証実験・導入状況等調査』
地方自治体のRPA導入時の課題としては、

『AI・RPAの導入に向けた課題として、「どのような業務や分野で活用できるかが不明」、「導入効果が不明」、「参考となる導入事例が少ない」と回答した団体が多数』

と、都道府県、市町村問わず上記の3つの課題を挙げた自治体が多く、その他では、

『取り組むための人材がいない又は不足、取り組むためのコストが高額であり、予算を獲得するのが難しい』

と人材及び予算面での課題を挙げている自治体が多く見られます。

上記のビジネス+ITの記事でもRPA導入時の課題解決には、RPA人材が不可欠と述べています。

ここは、IT導入全般におけるIT人材の重要性と共通しており、以下のトピックスでも取り上げたように、新技術導入時のその技術の専門家と、ニーズを持つ現場での受け皿となる人材、更にはその間を仲介する人材の重要性がRPAについても窺えるかと思います。

『コニカミノルタの介護データ活用サービスにみる、現場と新技術の仲介者の重要性』

● RPA導入時の業務の形式知化と自社の知的資産の再認識

RPA導入時には、他のAI・ICT技術による業務効率化と同様に、既存業務の見直しや、RPA導入の目的とゴールの社内での共有が必要不可欠となりますが、

このRPA導入に伴う既存業務の見直しや、形式知化の段階は、

逆に「形式知化出来ない暗黙知の炙り出し」ということもできるかと思います。

形式知化が難しいということは、裏を返せば、他社が真似しづらい自社の強みとなり得る可能性を持っているということになりますので、RPAなどを導入する際の業務の見直しは、無駄な部分や省力化が可能な部分を抽出するというだけでなく、自社の(他社が真似できない)強みとなる知的資産の発見・再認識という視点からも進めることが一石二鳥の効果を上げるものとお勧めする次第です。

 

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