2018年の振り返りと2019年予測の記事に考える「温故知新」とフィードバックという予測方法

● 今年の振り返りと新年予測

この時期、色々なメディアやコンサルティングファーム、調査会社などが今年の10大ニュースや来年の予測記事を掲載していますね。

例えば、

野村総合研究所(NRI)では、
2019年から2100年までに今後予定されている出来事を「政治・社会」「経済・産業」「国際」の軸で整理し、さらに、NRIが書籍やセミナーなどで発表している様々な予測を「NRI予測」として掲載しています。
この中には、1945年から2018年までの過去年表も入っているので、歴史的な流れを俯瞰するのに便利ではないかと思います。

また、

博報堂生活総合研究所でも未来年表をジャンル別、年別に掲載しています。

宇宙、資源、環境、通信、技術など複数のジャンルが選べるのは便利ですね。

日経×TRENDでは、「2019年ヒット予測」
として全13回に渡ってヒット予測ランキングを掲載しています。
1位は「激安&高機能ウエア」とのこと)

政治・経済分野では、

メルマガ「ロシア経済ジャーナル」の北野幸伯氏は、

2018/12/20「2018年はどんな年だった?(歴史的に)」
の中で、2008年のリーマンショックから2019までの間に各国に影響を及ぼした出来事を時系列紹介した上で、2018年は「米中派遣争奪戦が始まった年」とし、今後の日本が米中どちらに付くべきかについて意見を述べられています。

この他数多くの識者やメディアが振り返りと予測を出していますので、色々ご関心のある分野を中心に眺めてみてはいかがかと思います

もちろん、「完全に中立な情報」というのはまず無いので(自然法則ですら、人間が解釈してその内容を論文や学説として発信しているので、そこには何らかの主観が入る可能性が残るかと思います)、これらの情報を発信する側のスタンスや目的を意識しながら、見ていくことが必要ですね。

 

● 温故知新とフィードバック

歴史的な流れを踏まえて、将来予測を見ることは非常に大切ですね。

過去の歴史を踏まえて、そこに弁証法における「螺旋的発展」の切り口などから将来を予測するなど複数の方法が考えられますが、

自分や自社の将来を考える上でも、上記のような外部環境だけでなく、これに加えて今まで自社や自分が行ってきたこと、特に情報発信や商品・サービス提供といったアウトプットとその効果・結果について振り返るフィードバックの視点が重要かと思います。

そして、定期的なアウトプットとその振り返りに知的資産経営報告書の作成と更新も有効なツールと考える次第です。

 

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