グーグル元人材育成部長の生産性向上の記事に考える閃くための「型」の使い方

【今日のポイント】

グーグルの元人材育成部長が語る、生産性を上げるために必要な考え方。
自分にしかできない仕事を作り出すために、アウトプットから逆算してやるべきことを考え、必要な環境を自分で作り出すことと、ロジカル・シンキングよりもヒラメキを重視しています。

逆に、そのヒラメキ・アイデアを得るためには材料が必要であり、ロジカル・シンキングなどの「型」を組み合わせて利用することも一つの方法かと考える次第です。

 

● Googleの人材育成部長が語る、“生産性を上げるために必要な考え方”とは

2019/2/20のBusiness journalに表記の記事が掲載されていました。

がんばらない働き方」(青春出版社刊)の著者である元Google人材育成統括部長のピョートル・フェリクス・グジバチ氏のインタビュー記事です。

(引用は『』でくくります。太字と改行は筆者挿入。以下同様。)

『これからの時代をリードする人について、ピョートル氏は、自分にしかできない仕事をつくりだし、社会にインパクトを与えるような仕事をするという大きなミッションと情熱を持つ人だと述べる。

 では、インパクトを与える仕事をするには、どのような働き方をすればいいのか。
 ピョートル氏から見ると、「日本人はステップを踏みたがる」という。

 これは、ステップ1、2、3と順番にクリアすればゴールにたどり着けるという学習スタイルを好む、ということだ。言い換えれば、「指示に従うことを良しとする」傾向ともいえる。

 しかし、新しい時代を生きるビジネスパーソンに求められているのはアウトプット。そして、優れたアウトプットを出すためには、「仕事とはこうあるべきだ」というバイアスから抜けだし、生産性高く仕事ができる環境を自分の手で作ることが必要だ。
(中略)
また、これからはロジカルシンキングよりも「ひらめき」が重要になるとピョートル氏。

ロジカルシンキングは考えをまとめて誰かに説明するためのツール。画期的なアイデアをひらめくためには「ロジカルシンキングを捨てる勇気」が必要だ。』

上記の「がんばらない働き方」を早速購入して、先ずは目次から構成を見て見ましたが、ミッション→アウトプットからの逆算で今やるべき事、やらない事を分けて行くことと、環境作りの重要性を述べています。

また、記事後半にもあるロジカルシンキングよりも閃きを重視という所にも大変関心を惹かれるました。

 

● インフォアジャパン、製造業向けInfor LNおよびクラウドERPに生産性向上のための新機能を追加

一方で、2019/2/19にあらゆる業界に特化したクラウド型業務ソフトウェアを展開する米Inforの日本法人、インフォアジャパン株式会社が、自社製品への機能追加のリリースを発表しています。

『今回の機能強化は、自動車やハイテク・電子・電機、産業用機械・機器製造、大規模産業用機械製造などの組立製造企業にとって、コストのかかるカスタマイズを必要とせず、ビジネスの目標と実際の業務プロセスの整合性をより高めることに役立ちます。』

追加機能の1つに、 

『・拡張性の向上:ソリューションのパーソナライズ化やレポートの設定変更、ビジネスロジックの追加の拡張ツールを強化しつつ、継続的な技術的アップグレードにも対応します。』

とビジネスロジックの追加機能が入っています。

同社の同製品に関するサイトでも、『業界のベストプラクティスにもとづくビジネスプロセスをあらかじめ搭載』と、製造プロセスだけでなく、製造業のビジネス全体の標準化にも対応していることを特徴の一つとして挙げています。

 

● 「ひらめき」を生むもの

がんばらない働き方」では、アイデアのタネになりそうな材料を集めて並べて見ることや、締め切りを設けることを推奨しています。

アイデアは今まであるものの新しい組み合わせとも言われるように、ロジカル・シンキングは使わずとも、やはりアイデアを生むための材料は必要ですね。

 

● 一つの型にこだわらず、型を組み合わせる

ロジカルシンキングの1つの型、フレームワークにこだわらず、多くの型を知ってそれを組み合わせたり、自分自身の型を作り出すことは、独創的なアイデアやソリューションを考える際にも有効な手段であることは私自身も経験していることです。

幅広く興味をもって、アイデアの材料と型(フレームワークやアイデア創造法)を集めて見ることと、好奇心とミッション、ビジョンの組み合わせが独創的なアイデアに繋がるものと考える次第です。

 

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