ToDoリスト術を知的資産の棚卸しに応用すると?
● ToDoだけではなく「Not ToDo」
9/2の日経ビジネスオンラインに、「生産性を高める4種のコミュニケーション術」と題して大城 太氏(前仲原物産、エスディーメディカルなど5社の代表)が、生産性の面からコミュニケーション術を紹介されています。
コミュニケーション術自身も参考になりますが、その導入部での、日本企業の生産性の低下の理由の一つとして、過剰サービスを挙げ、「「やらないことリスト」で生産性向上と時短を両立」を提唱している点が大変興味を引きました。
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/opinion/16/022500005/082800039/?P=2
(引用は「」でくくります。 改行は筆者挿入、以下同様)
「やることリストは、成果を出そうとすればするほど増えていきます。それが生産性の向上につながればいいのですが、そうではない状況になっている人も多いのではないでしょうか。
一方、やらないことリストを作ることによって、生産性の邪魔になるようなことはどんどん除外されていくことになります。
やらないことを決めることによって、生産性向上と時短が両立するようになります。「人生、一分を減省せば、すなわち一分を超脱す」が頭の中にある華僑は場合によっては荒っぽい仕事の進め方に見えることもあります。モノは考えようで、丁寧にすべきことは丁寧にしなければなりませんが、それ以外のことに対してもあまりにも気を遣うのは利口な態度とは言えません。業務遂行は緩急つけて、強弱があり、初めてメリハリのある成果物へとつながることを忘れてはいけません。」
● 「無駄を省く」の中に、過剰サービスを入れる
「無理、無駄、ムラを省く」は効率化、生産性向上の基本ですが、「何が無駄か」が適正に決められていないと生産性を上げることは出来ませんね。
やらないリストの作成は、自社にとっての「無駄」を考えるツールになり得ると思います。
● 「やれてないリスト」も重要
先日、樺澤塾で、「やれてないリスト」を作って、改善点を明確にすることが、成果をあげて前に進む上で有効と教えて頂きました。
自分の弱点を見つけ、補強することで取り組み全体のパフォーマンスが上がる、逆に弱点を残したままだと、他の部分が強くても全体のパフォーマンス(最終成果)は低いままになってしまうというものです。
● フィードバック、検証の重要性
自社の取り組みについて、どれは効果があり(高く)、どれは効果がなかった(低かった)かを検証・フィードバックして、次の取り組みの改善に繋げることが必要ですね。
その意味では、ToDoリスト、やらないこと(Not ToDo)リスト、やれてないリストの3つともが生産性の向上には必要ということになるかと思います。
知的資産経営報告書も作った後にKPIをモニタリングしながら運用し、1年あるいは複数年に一度見直すことは、財務状況や売上だけでなく、自社の方針やマネジメントなど目に見えにくい部分の取り組みに関するフィードバックとして有効と考える次第です。
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