2019年の振り返りと2020年のスタートダッシュに向けて
【今日のポイント】
2019年も残すところ後1日。
この1年を振り返る際に便利な情報源と、2020年に快調なスタートダッシュをきるためのポイントを、私の体験も交えてお話いたします。
●大晦日を迎えて
明日は大晦日。いよいよ2019年も最終日を残すところとなりました。
この1年、いかがお過ごしでしたでしょうか?
私は、ある委員会の幹事など、新しい仕事も得て、本業の契約業務と中小企業診断士の研究会や実務従事など、やるべきことがぎっしり詰まった1年でした。
また、昨年に引き続き、未来の予兆を探るSIGNALプロジェクトや樺澤塾なども続けており、インプットとアウトプットの機会に恵まれていたと感じます。
●2019年の振り返り
昨年のこの時期にもご紹介しましたが、この時期には各メディアから今年の主なトピックスの振り返りの記事が出ています。
(引用は『』でくくります。 太字と改行は筆者挿入、以下同様)
野村総合研究所では、2019/11/29に表記の年表を公表しています。
『NRI未来年表は、今後予定されている出来事を「政治・社会」「経済・産業」「国際」の軸で整理し、さらに、NRIが書籍やセミナーなどで発表している様々な予測を「NRI予測」として掲載している年表です。
将来の社会の大きな動きが一覧できます。年表には、2020年~2100年までの未来予測を盛り込んでいます。
また、「交通・運輸」「働き方改革」「キャッシュレス・自動化・無人化」「バイオ・医療」の4テーマを取り上げ、NRIの予測をコラムとしてまとめています。 』
今年の本ブログでも度々取り上げていた、MaaSなどの交通運輸、働き方改革、キャッシュレス等の生産性向上などは、やはり重点的に取り上げられていますね。
例えば、2025年については、以下のような予測を立てています。
『・ 国 内 フ ァ クトリ ー I o T の 市 場 規 模 1 兆 1 , 0 1 9億円
・ 東 京 の 通 勤 乗 車 率 が 1 3 0 % に 減 少( 2 0 1 7年は163%)
・ テ レ ワ ー ク 体 験 比 率 が 3 2 % に 達 す る( 2 0 1 8年は14.8%)
・ 無人レジの比率が20%を超える(2018年は1%未満)
・ 自動販売機の電子マネー対応比率が60%を超 え る( 2 0 1 7 年 は 4 % )
・ 小規模離島向け無人貨物機の商用化開始
・ 新 設 住 宅 着 工 戸 数 7 3 万 戸
・ 広義のリフォーム市場規模 7.3 兆円
・ 超高精細テレビの保有世帯数2,830万世帯
・ 携帯電話端末の販売台数3,539万台
・ ロボット市場規模2,428億円
・ 産 業 用ド ロ ーン 市 場 規 模 1 , 5 0 8 億 円』
また、
・博報堂生活総合研究所でも2119年までの未来年表をジャンル別、年別に掲載しています。
宇宙、資源、環境、通信、技術など複数のジャンルが選べるだけでなく、自分の年齢を入れると、自分の年齢ごとに主なトピックを表示してくれる機能もついているので、「自分ごと」として世界の予測を見ることができます。
(ちなみに私の年齢を入れたところ、90歳になる前に、日本の総人口が1億人を割り込むですとか、米国から喫煙者がいなくなるなどのトピックが表示されました)
同研究所では、2015年から全国の20~69歳男女3,900人に予想してもらう調査を行っており、今回最新の調査を加え、“2020年 生活気分”としてまとめています。
『分析結果からは、世の中の景気・自分の家計の予想で「悪くなる」との見通しが急増し、調査開始以来最も高くなりました。
世の中の変化については「多くなる」との見通しが高まっています。
また、来年のお金の使い方についても、変化に備え、今年とは違うスタンスで臨もうとする生活者の意識がみえてきました。』
環境変化の加速が進んでいることがここにも窺われるかと思います。
・日経×TRENDでは、「2020年ヒット予測ランキング」
と題して、全14回に渡ってヒット予測ランキングを掲載しています。
『「2020年ヒット予測ランキング」の選考基準
2019年10月から20年にかけて登場する商品やサービス、施設についての情報を収集し、その結果からベスト40を選んだ。
選考の基準は、
①売り上げ、販売量が伸びることが予想される
②画期的な技術や着眼点がある
③消費者の生活スタイルが変わる可能性がある、の3つ。これらを基準にして、編集部でランキングを決めた。』
同ランキングの1位は、
『特等席が全国に どこでも東京五輪&応援村』
とのこと。
昨年は『激安&高機能ウエア』でしたが、やはりビッグイベントの影響大とうなずかされますね。
上記のような、今年の振り返りを、自分自身についても行いながら、来年2020年の計画立てに活かしていくことは、新年のスタートダッシュを切る上で大変有効かと思う次第です。
●新年の計画は年末までに立てておく
昨年も本ブログでお伝えしたように、
「新年の計画を元旦に立てることは、陸上競技でピストルがなってから、スタート地点に向かうようなものだ」
と、年末までに計画は立てるようにと樺澤塾で教わっていたたので、2019年の計画は、2018年末に立てて、予定表と、マンダラートに書き込みました。
その目標を、毎月、毎週の計画に落とし込みつつ、その振り返りを行ってみると、残念ながらブログアクセス数などは、目標に届きませんでした。
その中で、「年間24回美術館に行く」と年初に立てた計画は、余裕を持って達成することができ、目標を立てたことで、プライベートの時間も確保する効果を改めて実感した次第です。
また、目標に届かなかった計画についても、フィードバックを得る良い機会となっています。
●PDCAを確実に回す
上記のように、、成功の理由、未達の理由を明確にして次の対策を立てるという「フィードバック」が可能になるという点から、新年の目標を立て、毎月等の計画に落とし込んでおくことは大変有効かと思います。
ただし、今年はフィードバックが不十分だったため、途中での改善や軌道修正が行えず未達の目標が多かったことが大きな反省点となりました。
上記の反省点を元に、2020年はPDCAを確実に回すよう、マイルストーンの設定をさらにブラッシュアップしたいと考えてます。
皆様は、すでに2020年の計画は作成されたでしょうか?
粗々でも良いので、紙に書くなど頭の中から出して目に見える形にしておくことをお勧めする次第です。
それでは、来年も是非よろしくお願い申し上げます。
良いお正月をお迎えされることを心より祈念しております。
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