知的資産経営報告書を他の経営ツールとどう連動させるか?

東京都知的資産経営研究会に参加しました

4月6日に、東京都知的資産経営研究会の事例研究会に参加しました。

今回は、とある企業さんが、ここ数年間に3回作成した知的資産経営報告書の比較研究でしたが、

テンプレートの利用の弊害や、企業と作成支援者のコミュニケーションなどの課題などが議論になり、大変勉強になりました。

テンプレート(フレームワーク)の功罪

私は、物事を考える際のフレームワーク(3C、4P、SWOTなど)をかなり重視しています。

一つには、抜けもれなく、体系的に検討する上で有効ということもありますが、

もう一つ、自分が考えている枠組みを意識することで、
その枠の外側は、現在検討していないことをきちんと認識出来ることも非常に重要なフレームワークの使い方だと思います。

知的資産経営報告書のテンプレートも、知的資産を経営に活用することを考えるフレームワークとして使うことは、意味があると思う次第です。

知的資産経営報告書と他の経営ツールの連動

上述したように、あるフレームワークを使うということは、
そのフレームワークで扱っている事項以外を検討対象から外しているということになります。

また、SWOTや3Cなどのフレームワークも、最終的に企業の行動の改善に結びつくためには、それ単独ではなく、中期計画や組織体制につながることが必要となります。

実際に作成された知的資産経営報告書を見る際に、その企業のホームページなどと一緒に見ていると、
知的資産経営報告書が浮いていて、その企業の事業計画や財務諸表などに反映されていないのではないかと感じることがあります。

知的資産経営報告書は、それだけを読めば、その企業が自社の強みを何と捉えていて、今後どのように活用していくのか、自社をどのような企業にしたいのかが分かることも大事ですが、報告書の目的に応じて、事業計画書など他の経営ツールときちんと連動しているかどうかが重要だと考える次第です。

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