10年前の知的資産経営報告書を読み返す価値は?
● 経産省の知的資産経営マニュアル
最近、経産省の知的資産経営マニュアルを読み返す機会がありました。
http://www.meti.go.jp/policy/intellectual_assets/pdf/00all.pdf
平成19年と、ちょうど10年前に出版されたので、
掲載されている知的資産経営報告書も10年以上前のものですが、
その当時、掲載対象の企業が、自社と業界の将来をどのように予測
していたのかが分かり、特にネット販売などの状況の予測と現在
の比較などしながら、読んでおりました。
● 「予想」よりも「予想のやり方」と「予想の活用・見直し方」
10年前にどのような方法で自社と業界を予測し、その予測結果に
対してどのような対応を取ろうとしていたか、そして現在の状況から
みて、予測が外れた際にどのように軌道修正してきたかをみることは、
その企業の環境変化への対応力を評価するうえで有効な情報の一つ
になるかと思います。
「予想」自身よりは、予想のやり方や使い方について、PDCAを
回しているか、自社も含めて検証するには、こういった過去の報告書
も役に立つのではと考える次第です。