アマゾンの需要と供給双方へのサービス提供にみる「盾の両面」作戦
● アマゾン:法人・個人事業主向け購買専用サイトAmazon Businessを日本でサービス開始を発表
9月20日にアマゾン・ジャパンは上記のサービス開始をリリースしました。
(引用は「」でくくります。 改行は筆者挿入、以下同様)
「中小企業からグローバル企業、大学や学校などの教育研究機関、公的機関など、あらゆる規模、業態の購買ニーズに応える新しい法人・個人事業主のお客様向け購買専用サイト、Amazon Business(www.amazon.co.jp/business)のサービス開始を発表」
https://amazon-press.jp/Top-Navi/Press-releases/Presselist/Press-release/amazon/jp/Business/20170920AmazonBusinessCustomer/
一方で、これらの需要者に販売する販売事業者向けにも、支援サービスを拡大していくことを発表しています。
「Amazonマーケットプレイスに出品している販売事業者に、中小企業からグローバル企業、大学や学校などの教育研究機関、公的機関など、あらゆる規模、業態の企業に商品を販売する機会を提供し、販売事業者のB2Bビジネス拡大を支援」
https://amazon-press.jp/Top-Navi/Press-releases/Presselist/Press-release/amazon/jp/Business/20170920AmazonBusinessSeller/
B2Bの需要者と供給者の双方を取り込むプラットフォーム事業となりますね。
● 影響を受ける業界、企業は?
このビジネスの影響を受ける業界や企業はどこかと考えると、楽天などのECサイトはすぐに頭に浮かびますが、
筆者も使っている「エキスパートメール」などのメールスタンド(メルマガをビジネスに使っている法人・個人事業主向けB2Bサービスプロバイダー)も、単なるメルマガ配信だけでなく、コンテンツ配信や決済サービスを提供しているので、影響を受ける可能性が大きいと思います。
つまり、特に中小企業や個人事業主向けのサービスを展開している企業や業界は少なからず影響を受けるのではと考える次第です。
● 物事の両面を知ることの有利さ
このように、需要者と供給者という、ある商品・サービスの両サイドを知って、押さえることは、資格試験で言えば、受験者と試験する側の双方を経験するようなものですね。
私も、通信添削のバイトの経験が、その後の受験に大変役立ったという経験を持っており、資格試験の学習方法の一つとして「盾の両面」作戦と名付けています(*^^*)。
● 自社の立場を上流と下流の両方から見る
自社をお客とする側、自社がお客にする側の両方を見て、ユーザーとしての知見、サプライヤーとしての知見の双方を逆の立場に活かせないかと考えることは、今回のアマゾンの例を見ても、事業の拡大や顧客との関係強化策の策定に有効な方法だと思います。
私が知的資産と強みを分けて考えている理由の一つに、同じ知的資産を違う立場で違う顧客向けの「自社の強み」に変える視点が、事業の選択肢や事業リスクに関する視野の拡大に役立つということがあります。
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