マーケティングからみた知的資産
誰から見た「強み」?「知的資産」?
知的資産経営で、自社の知的資産を洗い出すときに、どのような視点で社内の検討を進めるかは、大変重要ですね。
良く「顧客視点」や「市場起源(マーケットオリエンテッド)と言いますが、実際に知的資産を洗い出すときには、どうしても自社のシーズプッシュで考えがちになるのではないでしょうか?
お客様の「使い方・利用方法」から考える
サービス業でも製造業でも、商品・サービスをお客様がどのようなとき(場合)にどのように使うのかというシーンから、自社および競合他社の商品・サービスが提供している価値(お客様が感じている価値)を明確にして、そこから逆算して自社の強みを考えることが、まず第一段階かと思います。
そして自社の強み(他社より自社が選ばれ続ける理由)としての知的資産は何かと考えると、お客様への提供価値、提供方法、価値の伝え方と一貫してつながる洗い出しが出来ますね。
知的資産経営の価値創出フローに限らず、自社の強みからお客様に届ける価値への方向と、お客様が感じる価値から自社の強みを特定する方向の双方向を何度も行き来しながら検討することは、マーケティングや事業戦略についてよく言われることかと思います。