宇宙から来たダイヤのオークションに考える、暗号通貨と資金調達方法の広がり

暗号通貨

【今日のポイント】
宇宙から来たという黒ダイヤのオークション。暗号通貨も入札に利用できるとのことですが、NFTなどブロックチェーン技術は投資だけでなく決済や資金調達の手段としても広がりつつあります。

AIなども含めて、汎用性の高い技術は、チャンスとリスク双方の面から、他業界まで視野を広げた情報収集が必要と改めて感じる次第です。

【目次】
1.「別世界」のエニグマ The Enigma is ‘out of this world’
2.銀座に「NFT作品」飾る権利をNFT化&オークション販売、展示作品が決定【NFT WEEKS TOKYO】
3.暗号通貨から始まったブロックチェーン技術の普及と進展が、暗号通貨に逆輸入されて従来の通貨との共存が進む
4.汎用的な技術の動向把握では、異業種、異分野のウォッチも必要に

1.「別世界」のエニグマ The Enigma is ‘out of this world’

2022/1/28の1日5分ビジネス英語に表記の記事が掲載されていました。

(引用は『』でくくります。太字と改行は筆者挿入。以下同じ。)

『エニグマは、サザビーズドバイで最近発表された555.55カラットのブラックダイヤモンドで、宇宙から落下したと言われている。
興味深いことに、ダイヤモンドにも55の面がある。
それは、隕石の衝撃によって、またはダイヤモンドを内部に運んだ小惑星が地球と衝突してことによって形成された。』

 

このオークションについては、以下の2022/1/18 Forbes Japanの記事などにも掲載されていましたが、暗号通貨で決済されるという点は、投資としてだけでなく、決済手段としてもビットコインなどの暗号通貨の利用が広がりつつあることを改めて感じさせられた次第です。

『555.55カラットの世界最大級のダイヤが競売へ、暗号通貨も受付』

それにしても、宇宙から来たダイヤモンドというだけでワクワク點せられますね。?
出来れば、どこかの博物館などが入手して、私達もリアルで目にする機会があればと期待した次第です。

 

2.銀座に「NFT作品」飾る権利をNFT化&オークション販売、展示作品が決定【NFT WEEKS TOKYO】

2022/1/4に株式会社CoinPostは表記のプレスリリースを公表しました。

『本オークションのコンセプトは2つです。

ひとつは、デジタルアートとしてのNFTコレクターの方々が所有している作品をリアルな場に展示し、より多くの人に見てもらう実体験をしていただくことで、NFT作品を所有する喜びを再体験いただきたい、ということです。

所有しているデジタルアートが社内の中でどのような評価を得ているのか、それらを見たいと感じている人がどの程度いるのかを実際に見て感じることができます。

もうひとつのコンセプトは、アーティストのファンに新しい応援の形を提供する、というものです。

NFTアートの誕生後、これまでコツコツと活動してきたアーティスト達が活動の幅を広げ、彼・彼女らを中心としたファンコミュニティが形成されつつあります。アーティストのファン達が本オークションに参加することで、応援したいアーティスト作品が銀座に飾られる日の実現をサポートできるようになります。』

なお、同社のサイトでは、2022/1/22の株式会社レーサムのプレスリリースも掲載されています。

『クリエイターのアイデアで、不動産投資の在り方を動かすWebメディア『GALILEO』がオープン』

『『GALILEO』は、不動産投資家向けの物件紹介メディアです。従来の投資物件紹介メディアとの最大の違いは、物件の魅力を数字以外の側面から伝えることです。』

ブロックチェーン技術の転用先が広がるとともに、暗号通貨含めて投資だけでなく決済手段としての利用も広がる様子が窺えます。

また、クラウドファンディングと同様に、新しい資金調達と応援やマーケティング手段の提供という点からも、今後の展開に要注目と考える次第です。

 

3.暗号通貨から始まったブロックチェーン技術の普及と進展が、暗号通貨に逆輸入されて従来の通貨との共存が進む

上記の記事やブロックチェーンの不動産取引などでの利用などからは、
「暗号通貨から始まったブロックチェーン技術の普及と進展が、暗号通貨に逆輸入されて従来の通貨との共存が進む」様子が窺えるかと思います。

Forbesの記事でも、暗号通貨を受け入れるオークションハウスや、NFTを活用したデジタルアートの出品の増加について触れていますが、

ブロックチェーンの適用分野が暗号通貨以外にも広がって、その特徴やメリット・デメリット(リスク)への対応が進む事で、暗号通貨の技術面、制度面での理解(情報提供)の促進や制度自身の整備も進めば、投機から投資へと変化して行くのではと感じた次第です。

 

4.汎用的な技術の動向把握では、異業種、異分野のウォッチも必要に

上記の状況は、AIなど汎用的な技術では、ある業界で開発が進んだ技術が他の業界にも転用され、そこでもさらに開発が進むという、市場の規模と分野の拡大が技術の進展を促し、更に適用先が広がるという循環の一例とも言えるかと思います。

自社が属している業界と他業界の間での同じ技術のやり取りが進み、技術の進歩や適用先(市場)の拡大というチャンスと、異業種からの参入のリスが共に加速してい行くため、

以下のトピックスでもご紹介しているように、異業種、異分野の技術動向などにも視野を広げて普段からアンテナを張っておく事の重要性を改めて感じた次第です。

『ゲーム手法の集客への利用にみる、異業種、異職種からのアイデア取得と競合把握』

『新型コロナ対応にみる、幅広い知的財産の確保の有効性』

『宿泊業界の新規参入者の記事にみる、他業界の参考方法』

『私の情報収集方法(情報源)のご紹介』

 

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