ウィズコロナでの、ネットワーク構築の進め方のヒント

【今日のポイント】

ウィズコロナで、コミュニケーションの在り方もかなり変化して来ていますが、それによりネットワークの構築の方法も変化する部分が出てきていると感じます。

その変化に対応する際に、項目別に分類して検討するうえで、本トピックスがご参考になれば幸いに存じます。

【目次】
1.新型コロナ以前の人脈などのネットワーク構築
2.ウィズコロナでのコミュニケーションの変化(主にビジネス面)
3.ウィズコロナでのネットワーク構築を知的資産経営の視点で考える
【今日のまとめ】

 

1.新型コロナ以前の人脈などのネットワーク構築

2017年とかなり以前のこととなりますが、
本ブログトピックス『人脈の構築・維持への知的資産経営の適用方法』https://wp.me/p9D2bS-9pで、人脈構築を知的資産経営の3つの知的資産(人的資産、構造資産、関係資産)それぞれの面から検討し、一貫した流れを作る事をお話ししましたが、

新型コロナ以前は、やはりリアルでの集まりでのネットワーク構築が中心であり、ネットなどのオンラインは、そのための情報収集やきっかけづくり出来たネットワークの維持・フォローでの活用が中心だったと改めて思い出した次第です。

そして、新型コロナの流行が始まり、ウイズコロナの現在、
先日の『ウィズコロナでの会議運営・ファシリテートのヒント』https://wp.me/p9D2bS-2kZのように、リアルだけでなく、オンラインのみ、あるいはオンライン・リアル併用と、コミュニケーションの形態が多様化している現在は、

ネットワークの構築においても、検討し・実行すべきポイントも変化しつつあると感じています。

 

2.ウィズコロナでのコミュニケーションの変化(主にビジネス面)

上記の、ウィズコロナでの会議運営に関するトピックスでもお伝えしたように、

新型コロナを経て、大きく変化したものとして、オンライン・リアル併用の集まりが増えたことではないかと思います。

この形態自体も、会場に集まるリアルの講演会や研究会などをオンラインでも中継しながらネットからも参加する方法や、複数のリアル会場をオンラインでつなぐ方法など、複数の形態を目的に応じて使い分けているのは、既に目にされているところかと思います。

また、従来からリアルで出来たネットワークをオンラインで維持する方法と、オンラインで出来たネットワークをオフ会などの形で補完する方法は、今後も利用され続けていくものと思いますが、
ここでも、今まで以上にオンラインとリアルの複合利用は進みいずれはメタバースなどの仮想現実の利用も始まって行くものと感じる次第です。

 

3.ウィズコロナでのネットワーク構築を知的資産経営の視点で考える

上記のようなオンラインとリアルの併用が増える中で、ネットワーク構築を知的資産経営の3つの知的資産(人的資産、構造資産、関係資産)の面から考えると、

最終的に関係資産を構築・維持・強化していくという目的は、新型コロナ以前と変わらないかと思います。

 

変わる点としては、
関係資産として構築するネットワークの範囲は、以前のリアルのみの場合と比較して、オンラインが利用できることで場所の制約が緩和されるため、以前よりも地域においてもその特性面においても幅が広がっていきます

また、人的資産(人材)面では、やはりオンラインコミュニケーション、特にオンラインとリアル併用時のシステムや運営について知見・スキルを持つ人が重要となってきます。

自分自身(あるいは自社内)がそのようなスキルを持てれば、今後もネットワークを作る際にお声がかかるという点でも大きな強みになるかと思います。

 

構造資産の面では、オンラインとリアルを併用するためのツール(会議や業務のオンライン化を実現するシステムなど)を自分あるいは自社が使えることが必要であり、既に数多く出てきているサービスの中から目的に応じて選択する目利きも必要となります。

さらに上記の人的資産(スキル)を共有する仕組みも重要となります。

上記の人的資産や構造資産については、さらに、時間軸で、利用できるサービスやそこで必要とされるスキルの変化を考慮して計画的に対応することが重要となってきます。

以上のお話はかなりざっくりとしたものですが、
新しい環境の中でのネットワーク構築のプロセスを、必要な項目ごとに分類して、再検討する上でご参考になれば幸いに存じます。

 

【今日のまとめ】

・ウィズコロナで、ネットワーク構築の場について大きく変化したものとして、オンライン・リアル併用の集まりが増えたことがある。

・ネットワーク構築を知的資産経営の視点からみると、最終的に関係資産を構築・維持・強化していくという目的は、新型コロナ以前と変わらないが、

構築すべき(構築可能な)関係資産の範囲が物理的にもリアルのみの時よりも広がってくる

また、構造資産の面ではコミュニケーションツール・サービスの多様化、人的資産の面では、これらのツール選択の目利きとツールの使いこないのスキルの必要性の増加が挙げられる。

・上記のような対応は、今後のコミュニケーションとそこで使われるツール・サービスの変化も想定しつつ計画的に行うことが重要。

 

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