節分に考えるイベントの使い方

● 節分と豆まき、恵方巻き
2月3日土曜日は節分ですね。
元々は、各季節の始まりの日(立春・立夏・立秋・立冬)の前日だそうですが、通常立春の前の2月だけがクローズアップされていますね。
我が家は子どもたちも大きくなって、豆まきなどせず、ちょっと豆を食べる位になりましたが、皆さんのご家庭ではいかがでしょうか?
最近は、豆よりも「恵方巻き」の方が、普及しているような印象も持っています。
ところで、「恵方巻き」は、コンビニなどでもかなり力を入れて売っていますが、
ローソンの恵方巻きの予約を促すポスターに、
「清水寺の祈祷を受けた海苔を使用!」と謳われていたのにお気づきになったでしょうか?
私は最初見た時に思わず笑ってしまいましたが、思えば中々上手い手だなと感心した次第です。
● 「縁起もの」へのニーズと訴求方法
恵方巻きは、節分に恵方(縁起の良い方角)を向いて無言で食すると縁起が良いとされる巻き寿司ですが、この食べ方自体が簡単ですがイベントですね。
豆まきの方がもっと(家庭ならば、お父さんが鬼のお面をかぶったりする)大きなイベントなのですが、残念な話、豆を撒いた後の掃除が面倒という散文的な理由で最近は下火になっている面もあるやに聞いています。
ただ何より豆よりも恵方巻きの方が、提供する側としては商売になることが、最近恵方巻きが豆まき以上に目にする主な理由ではないかと思います。
逆に、お客様のニーズから考えれば、
以前「AI、ITの時代でも消えない職業・資格とは?」
https://wp.me/p9D2bS-7f
でもお話しと通り、
「出来る、出来ない」という視点だけでなく、「やって欲しい、欲しくない」という視点からの検討も必要です。
例えば、地鎮祭の神主の祝詞をロボットにやって欲しいとは、普通は思わないのではないでしょうか(苦笑)。
このように、人の感性に根ざしたニーズというのは、技術やコストとは別のカテゴリーで勝負できる分野であり、その中でも「縁起物」というのは、受験生のお守りや「きっとカット」の合格バージョンなどのように、理屈抜きで人の心に訴えるモノがあると思います。
このように、「縁起物」というキーワードで自社の商品やサービス、少なくともそのプロモーション方法を見てみると、新しいアイデアが浮かぶのではないでしょうか?
皆さんもお祭り、お参り、季節の行事など縁起モノに関係のあるイベントを行う時に、ぜひ「自社ならこのイベントでどんな事が出来るだろうか」とこじつけやダジャレベースでも良いので考えてみると、頭の体操にもなって、より楽しめるかと思う次第です(^^)。
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