買い換え不要な携帯電話にみる、未来の顧客のTPOと社会課題の組み合わせによる商品開発

【今日のポイント】

昔の携帯電話同様にバッテリー交換を容易にしたスマートフォンの開発。

環境問題への対応だけでなく、社会変化による未来の顧客のTPOを予想し、商品開発に役立てる視点から、自社の将来像との連動も含めて知的資産経営の手法を商品開発に取り入れることをおすすめする次第です。

 

持続可能な技術は新しい指針 Sustainable tech is the new mantra

2020/11/19の1日5分ビジネス英語に表記のトピックスが掲載されていました。

(引用は『』でくくります。太字と改行は筆者挿入。以下同様。)

テラキューブによる交換可能なバッテリーの採用を取り上げたものです。
都市鉱山と言われるように、携帯電話等に入っている貴金属などの回収も含めて、廃棄される電子機器の問題に、過去の機能の復活という「温故知新」で対応する事例としても、参考になるかと思います。

 

● 社会やユーザーのTPOの変化に、持続可能性を組み合わせる商品開発とその開発手法自体の進化が進む

上記のような、環境問題の視点とは別に、

今回の記事や、先日の本ブログトピックス『キーボード一体型のPCにみる、個々のユーザーに応じたリモートワークの環境整備と商品カスタマイズのヒント』でご紹介した、キーボード一体型PCやスマートフォンをラップトップとして利用できるNextDock2のような製品、

 

『空気で膨らませる電動バイクにみる、未来のTPO起点の商品開発』でご紹介した東大発の、空気で膨らませる持ち運び式電動バイクなどからは、

 

「社会やユーザーのTPOの変化に、持続可能性を組み合わせる商品開発とその開発手法自体の進化が進む」事を予想できるかと思います。

上記のスクーターのトピックスでもお伝えしましたが、今後は、

「将来の社会はどうなるか、どうなって欲しいか」

というユーザーのTPOから逆算して製品と必要な技術を考え、調達して作ってみるという「未来のTPO起点の商品開発が進む」ものと予想しています。

その中に、循環型社会対応など、SDGsの要素を組み込んだ商品や、AI・IoTを活用したO&Mによる製品の長寿命化などを加えていく事が求められているかと思います。

 

● 商品開発自体に知的資産経営の手法を取り入れる

この未来の顧客TPOを予測するための手法・技術の開発も、AIやビッグデータを活用して進められていくことものと予想されますので、その分野にもアンテアを張っておく必要があるかと思います。

 

また、経営デザインシートなど、知的資産経営の手法を組み合わせる事で、自社の将来像やビジョンとも連動した商品開発が可能になると考える次第です。

経営デザインシートの詳細については、『経営をデザインする』(知的財産戦略本部サイト)をご参照いただければ、大変幸いに存じます。

 

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