日本で特許の価値が上がらない理由とは?

● 【生かせ!知財ビジネス】どうする、超難題「特許価値向上」
サンケイBiz
7月21日のサンケイBizオンラインで、表記の記事が掲載されていました。

http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/170721/cpd1707210500004-n1.htm

日本では特許の価値が他国より低く評価されており、その理由として、
1.日本の知財紛争の難しさ:制度面の問題
2.紛争自体を好まない企業文化
を挙げているものです。

私も知財関係の仕事をしているので、上記の指摘はその通りだと思いますが、
企業文化について言えば、もう一つ原因があるのではないかと思っています。
それが、逸失利益に対する意識です。

● 逸失利益(機会損失)に鈍感なのではないか?

日本企業、あるいは日本人は、現在の売上が下がることや、今いらっしゃるお客さんが他社に逃げることには敏感だと思いますが、
本来なら取れたはずのお客様、あるいは現在のお客様の単価を上げられる機会を逃していることについてあまり意識していない、あるいはそのような逸失利益や機会損失を定量的、組織的に認識していないので、対応したいと考えるチャンス、きっかけが得られないのではないかと思う次第です。

● 逸失機会、機会損失の見える化が必要

特許紛争を煽るつもりは毛頭ありませんが、私も含めて、日本企業はもっと、機会損失の有無について意識する必要があるのではないかと思っています。
そのための一つの方法として、知的資産経営によって、今の知的資産をもっと活かせる方法(新しい価値創造ストーリー)を考えることが、現在の機会損失を明確にすることにつながるものと考える次第です。

 

この記事がいいなと思ったら、クリックよろしくお願い申し上げます(*^^*)。
人気ブログランキングへ
※ご質問・コメントは以下のフォームからどうぞ、
メルアドや本名は【不要】です
https://ws.formzu.net/fgen/S79909388/

★「知的資産経営で会社を元気に」公式メルマガでは、
知的資産経営やマーケティングに関する記事、今日の格言などを配信しています。
メルマガ登録は以下からどうぞ(^o^)!
https://maroon-ex.jp/fx64717/cIBVF

Follow me!