人材不足をITで解決するには何が必要か?

● ネオジャパン、業務効率化に役立つシステム構築ツールを発表

7月14日の週刊BCNニュースは、株式会社ネオジャパンがグループウェア「desknet’s NEO」の新製品として、カスタムメイド型社内システム構築ツール「AppSuite」を発表したと報じました。

https://www.weeklybcn.com/journal/news/detail/20170714_157169.html

ネオジャパンのリリース
http://www.neo.co.jp/corp/news/170713.html

以下は、同社のリリース記事からの本ツールの紹介です。
(引用は「」でくくります。 改行は筆者挿入、以下同様)

「1.容易にシステム化できる
様々な業種や業態に対応したアプリケーションが多数用意されたアプリライブラリの中から目的に合ったものを選び、特別なITの知識を用いずに、自社の業務や運用に合わせて、カスタマイズして使うことができます。

2.複雑なアプリケーションも構築可能
アプリライブラリを利用せず、一からオリジナルの業務アプリをつくることも可能です。

3.「desknet’s NEO」をプラットフォームに利用
『AppSuite』は、グループウェア「desknet’s NEO」をプラットフォームとして動作します。作成したアプリは「desknet’s NEO」の一機能として利用可能です」

上記のニュース記事やネオジャパンのサイトでは、同社のプラットフォームdesknet’s NEOは現在、国内の雇用者人口の約6%に相当する累計350万ユーザーが利用しているとのこと、かなりの実績があると思われます。

上記の記事で私の印象に残ったのは、人材不足でIT導入できない企業を支援することを目的としているという点でした。

 

● 2017年中小企業白書の、人材不足の克服について、

この4月に公表された、経産省の中小企業白書2017年度版では、
中小企業の人材受給について、企業経営者の感覚では、

営業、経営・企画部門で人材不足感が強い
IT活用が進んでいるため財務・会計等は人材不足感が低い、
と記載しています。

http://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/H29/PDF/chusho/04Hakusyo_part2_chap4_web.pdf

IT化は人材不足への有効な対応策であることは会計ソフト導入され始めた頃から言われていますが、
財務・会計分野で特に活用が進んでいるのは、昔からOA化、自動化が進んでいること、さらにその背景には法規制に則って行う必要なため、標準化し易いことが挙げられるかと思います。

一般に、IT導入で効果を上げるには今の事業そのままのやり方ではなく、IT導入に合わせて業務の進め方や組織体制など自体を変える必要があるし、変えること自体が改善効果をもたらすと言われていますね。
つまりは、業務の見える化、標準化を進めるツールとしてIT導入を使っていくということかと思います。

 

● ITによる人材不足の解消に必要なもの

ネオジャパンのコメントにもあるように、IT導入の効果はわかっていても、人材不足で導入自体が難しい中小企業も多いかと思います。
一つの方法は、まずやれるところ(財務・会計、スケジュール管理など)から始めて、社内に知見とITを活用する意識を醸成していくことが挙げられます。

また、ITで得たいメリットを、情報・知見の共有で出てくるメリットと、手作業などの業務の自動化のメリットに分けて、IT導入のニーズ・目的を具体化することも大変重要だと思います。

企画などの効率化には組織横断的な(場合によっては社外を含めた)情報・方針などの共有の効果が大きいかと思いますので、目的によって共有・自動化を使い分けながらIT導入を進めてはいかがかと思う次第です。

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