先んずれば「名前」を制す

士業の研究会に参加して

先週、とある士業の研究会の今年度に参加し、第1回定例会で、今年度の活動計画などを話し合ったのですが、

その後の懇親会で、今後独自の研究会を立上げることを計画されている方からお話を伺う機会を得ました。

その研究会の内容も面白かったのですが、
「研究会の名前をいち早く付ければ、他の人は、同じ名前は付けられない」
というコメントに「その通り」と思わず膝を打ちました。

同業他社より先に、自社の商品やサービス、あるいは自社の名前そのものについて、汎用的、一般名称に近い名前を取得できれば、知名度で優位に立てることはゆうまでもありませんが、それを研究会という場で実践されていることに感じ入った次第です。

サービス名とネットマーケティング

サービスや商品のタイトルは、どの企業でも大変重要視して、商標などで保護することもかなり意識されるようになってきましたが、

ネットマーケティング(SEO対策)の点でも、先程述べたように固有名詞、それも一般名称に近い名前を使えれば、かなり有利になりますね。

逆にリスクマネジメントの視点からは、せっかく考えたタイトルが既に使われていないかということを、他者の商標などで確認することが重要となります。
最終的には、弁理士事務所など専門家に依頼することが確実かつ必要ですが、

まずは、特許庁の無料データベースである「特許情報プラットフォーム」の「商標の称呼検索」で、自社で考えているサービスや商品の名称を入れて同じ、あるいは似たような名称がないか見てみることは、簡単に出来ますし、新規名称のアイデアのヒントを得られるという点からもお勧めです。

特許情報プラットフォームはこちら
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/web/all/top/BTmTopPage

商標の称呼検索はこちら
https://www2.j-platpat.inpit.go.jp/syouko/TM_AREA_B.cgi?1492923417791

お客様が検索に使うキーワードからサービス名を考える

これもSEO対策としては当然の事ながら、お客様が検索に使うキーワードを意識してサービスや商品の名称を考えることは欠かせませんね。

その際に自社が解消したいお客様の困り事(例>・・・出来ない、・・・解消、・・・対策など)などから考えていくことはB2Cはもちろん、B2Bでも重要となります。

さらに、自社の強みをお客様視点から捉え直す場合にも、この検索で使われるであろうキーワードという視点で考えることは有効と考える次第です。

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