コロナ対策が加速するテレワーク等の動きに考える、リアルとオンライン・バーチャルの組み合わせ

【今日のポイント】

コロナウィルス対策で、テレワークやオンライン相談などネットの利用と、ドライブスルーのようなリアルでの新方式の利用双方が進んでいます。

今後、どちらか一方、あるいはリアルからバーチャルやオンラインへだけではなく、その組み合わせで価値を生み出して提供することが必須となっていくのではと改めて考えさせられた次第です。

 

● 【コロナに勝つ! ニッポンの会社】ドライブスルーPCR検査のテント提供、WEBでメンタルケア続々

2020/4/10のJCAST会社ウォッチに表記の記事が掲載されていました。

(引用は『』でくくります。太字と改行は筆者挿入。以下同様。)

『新型コロナウイルスの感染拡大を受けた緊急事態宣言には、医療現場の負担軽減を図る目的もある。
医療従事者の疲労や緊張の高まりの緩和に役立てば、と企業からもサポートの提案が続いている。』

「必要は発明の母」とも言いますが、多くの新規サービスが事業化されていく中で、自社の事業への影響もまた想定する必要性を感じる次第です。

ドライブスルーでのPCR検査については、厚生労働省が4月15日に都道府県や 政令市などの各自治体に通達を出したと各誌が報じています。

『ドライブスルー方式のPCR検査、厚労省が認める通知』
2020/4/17朝日新聞デジタル

4月22日には東京都江戸川区で、23日には大阪府で同方式のPCR検査が始まったと報じられています。

『「ドライブスルー方式」PCR検査開始 東京 江戸川 コロナ』
NHK NEWS WEB

『ドライブスルー方式でPCR検査 大阪府が23日開始』
日本経済新聞

● ストレスチェック・EAPの「AltPaper」、電話メンタル相談サービスから、オンライン診察可能な医療機関への案内を開始

2020/4/11に株式会社情報基盤開発は表記のリリースを公表しました。

『薬の処方が完全にオンラインや電話でできる仕組みが週明けから始まるとの厚生労働省の発表を受け、メンタル相談窓口からオンライン診察可能な精神科へスムーズに連携を実現すべく、電話および、メールでの相談窓口での精神科専門医への紹介を始めます。』

オンラインによる相談から診断まで、ワンストップ対応がメンタルヘルス、経営や契約相談その他の分野で進み始めていますね。

● テレワーク導入支援のため電子契約サービスの無償提供を13日より開始 コロナウイルス感染拡大を受け外出自粛要請を踏まえたテレワーク(在宅勤務)を支援
電子契約の分野では、株式会社サイトビジットは2020/4/10に表記のリリースを公表しています。

『ワンストップ電子契約サービス「NINJA SIGN」を運営する株式会社サイトビジットでは、4月13日(月)より、新型コロナウイルス感染拡大防止のための活動自粛により事業活動が困難になった全業種の企業を対象に、ワンストップ電子契約サービス「NINJA SIGN」を無償提供いたします。

当サービスを利用することにより、テレワーク(在宅勤務)の課題である「書類を取りにオフィスに行く」をなくすことができ、テレワークがより実効的なものになるとともに、感染拡大防止にも寄与することとなります。
URL:https://ninja-sign.com/ 』

電子署名の導入は大手企業でもまだ進んでいませんが、今回のコロナ対策を機に、今後普及していくことが予想されます。

これがペーパレス化含めて生産性向上に繋がる事を期待しています。

 

● 広がるオンライン化で見直されるリアルの価値と組み合わせの必要性

上記のようにバーチャルの活用やオンライン化は進んでいますが、このような流れが進んでいくと、逆にリアルな体験の価値の希少性が高まることも予想されます。

既に各業界で行われている、リアルとバーチャル(ネット)の組み合わせが、より高品質な体験や高度なサービスを提供するうえで、今後も重要というか必須となっていく様子が伺われるかと思います。

これは、研究開発でいえば、シミュレーションによる予測について、実際の実験や実測値で検証するのにも似ていると感じます。

今後、オンライン化への対応に併せて、リアルからの移行の経過措置ではなく、リアルとオンライン・バーチャルを積極的に組み合わせることを志向する必要があると考える次第です。

 

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