「火星探査のためのロボット蜂開発」に思う「開発環境・開発課題という資源」
● ロボットバチで赤い惑星探査
2018/4/12の1日5分ビジネス英語で表記の記事が掲載されていました。
https://www.wisdomsq.com/contents/bepod/20180412.html
(引用は『』でくくります。 太字と改行は筆者挿入、以下同様)
『NASAは、将来計画している火星への旅のために、ハチのような小型ロボットを開発している。いわゆる、「Marsbees」は大きなエリアを素早くカバーし、データやサンプルの収集など、さまざまな任務を遂行できる。』
と、火星で複数の蜂型ロボットを飛ばして通信ネットワークを構築し、データ・サンプルの収集を行うことを構想しているものです。
ポッドキャストでは、火星の薄い大気の中で効率よく飛行できるロボットの設計・開発と、離着陸・センシング技術の開発の2段階に分けて研究開発を実施するとのこと。どんなロボットが出来るのかワクワクしますね。
● 火星の特殊性とブレークスルーへの影響
火星探査ということになると、ポッドキャストでも採り上げられていた
・薄い大気:羽の揚力(飛ぶ力)が弱くなる
の他にも
・日射不足:太陽光発電は使いにくい
・極寒の気温:耐久性や素材への影響
など特殊で困難な環境に対応する必要が出てきます。
逆にそのような環境への対応というニーズがブレークスルーの鍵ともなるわけですね。
● 開発課題と開発環境を「資源」としてとらえる
「「米中の農業戦争」にみる知的財産という「資源」」
で、昔から、エネルギーや食料などの「資源」を巡って戦争などの国家間の紛争や競争が行われてきましたが、これらの資源にかかわる「知的財産」も資源競争に組み込まれて来たことをご紹介し、
「自立支援介護のプラットフォーム構築にみる「データの提供」から「場の提供」への移行の予感」
https://wp.me/p9D2bS-vk
では、自社の現場、顧客の現場を「ニーズ⇒仮説⇒検証のサイクルを回す場」であり、自社の知的資産の一つとして捉えることは、AI・IoTをユーザーとして活用したい企業にとっては、AI・IoTベンダーとのコラボレーションにおいて、自社の貢献度を高め、コラボレーションから得られるメリットを最大化していくためにも有効な視点ではないかとお話しましたが、
この様に技術や社会、市場の変化によって、いままで事業上有益な「資源」と見られなかったものが、新たな「資源」として価値を持ち、構築競争、あるいは争奪競争の対象になっていくという視点からは、
今回の「火星探査」という「開発環境」「課題」も新たな「開発プラットフォーム」としての「資源」として捉えることも出来るかと思います。
特に、火星のように特殊な環境であれば、それだけ大きなブレークスルーを生む可能性が高くなりますね。
知的資産経営においても、自社の強みを産み出す「新たな開発課題」を重要な知的資産と捉えて、これを収集する意識作り、仕組みづくりにつなげてはと考える次第です。
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