アルファ碁の開発者は人間の脳をどう考えているか?

● 真のAI実現に神経科学から学べ、「アルファ碁」開発者が提唱

7月21日、MIT Technology Reviewに、アルファ碁を開発した、デミス・ハサビス氏が、AIの能力の限界を押し広げるには人間の知性をより理解することが必要だと主張し、AIと神経科学の間でのアイデアの交換を提唱しているとの記事が掲載されていました。

Google’s AI Guru Says That Great Artificial Intelligence Must Build on Neuroscience

● ディープラーニングは人間の脳をモデル化

ご存知のとおり、ディープラーニング(深層学習)は、多層のニューラルネットワークによる機械学習で、それ自体が脳の構造を模したものですが、コンピュータの能力や、新規の計算手法などから実用化が急速に進んできた中で、その最先端にいる技術者のコメントだけに、改めて人間の脳や知性への理解を深めることを提唱しているというところに、原点回帰という面でも、人間の脳の奥深さという点でも大変興味を惹かれました。

なお、AIが創造(創作)を行う日は近いとコメントも時折目にしますが、果たしてAIは想像力や直感を持てるのかという点につても大変関心を持っているところです。

 

● 人とAI(機械)の共存を知的資産経営から考える

ひるがえって、知的資産経営の視点で、人とAIの関係を考えると、
AIを積極的に取り入れるべき、あるいは導入が進んでいる知的資産としては構造資産(仕組み化、見える化に活用)が挙げられるかと思います。
中小企業でも、自社でAIを持たずとも、AIベンダーを利用するという形や、バックエンドでAIを利用しているサービス事業者との連携などで、自社の構造資産の構築や強化にAIを活用することを考えていく必要があると思います。

それに対して、人的資産と関係資産については、AIとの共存の模索はまだまだ始まったばかりという印象です。

関係資産については、他社のプラットフォームに参加するというような形で取引先等と、エコシステムを構築する方向があるかと思いますが、
人的資産については、構造資産への転換以外の面でAIとどう共存していくかを考え、PDCAを回し続ける必要があると感じる次第です。

 

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