パラオのサンゴ礁保護規制にみる優先順位をつけたブランド維持
2018/11/8の1日5分ビジネス英語に表記のトピックスが掲載されています。
かなり、思い切った規制をかけるようですね。
自国の観光資源である、サンゴ礁や生物多様性の維持を最優先していることが窺えます。
● 観光立国のブランド戦略における優先順位のポリシーへの影響因子
1日5分ビジネス英語では別の観光立国であるバリ島について、
2018/8/17のトピックス「楽園バリ島の問題」で、
観光インフラの整備が、生態系に及ぼす影響の可能性に触れています。
同じ観光立国といってもそのブランドやアイデンティティをどこに置くのか、優先順位の高い付け方にその国のポリシーがある現れていると感じるとともに、その違いに影響しているものは何かという点に興味を持ちました。
ひとつは、SNSなどによるグローバルな口コミ、特に動画や画像を伴う評価の効果、また、現地までのロジスティックが発達したことで、現地では多少の不便さは許容できる様に立ってきたのではないかと想像しています。
● 優先順位を付けて「尖る」価値を見つける
上記のように、観光立国という目的、アイデンティティ、は変わらないが、そのブランドとして利便性、環境維持などに各国は優先順位をつけていることが窺えます。
日本の尾瀬や富士山の観光戦略もブランド戦略の視点から思い切った優先順付けが必要になってくる可能性をも感じます。
以前に
「ドローン企業の「コト売り」にみる「尖ることの重要性」」
で、ある方向に尖る、振り切ることの有効性、重要性についてお伝えしましたが、
今回のパラオの様に、世界初の取り組みは、それだけでもブランド価値を高めて他の観光地との競争で優位に立てる事も今回の規制の背景にあるのではと考えた次第です。
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