AIによる人材採用記事にみる知見と知恵の流れ

スキル 知恵 

● 人材採用、AI活用でミスマッチを回避 IGS、採用適性検査の新サービス提供

2018/11/6の産経Bizに表記の記事が掲載されていました。

(引用は『』でくくります。 太字と改行は筆者挿入、以下同様)

『 HR(ヒューマンリソース)テックのスタートアップ企業、Institution for a Global Society(IGS、東京都渋谷区)は、人工知能(AI)を使って多様な企業の採用活動を支援する適性検査サービスの提供を始めた。東京大、慶応大と共同開発し、大企業を中心に導入実績のあるAIエンジンで蓄積した約2200万件のデータをベースに、中堅・中小企業や中途採用など事業規模や採用形態を問わず、低価格で1人からでも適性判断できる採用のミスマッチ解消ツールとして売り込む。』

同社のHPをみると、「人を幸せにする評価と教育で、幸せを作る人、をつくる」
というビジョンを掲げて、
新卒採用評価ツールやAIを使った自動採点ステムなどの特徴を備えたTOEFL形式のオンライン英語学習プラットフォーム、学校を「世界標準」レベルの教育機関に変革するサポートなどのサービスを展開しています。

同社サイト

このようなスタートアップが日本からも出てきているというのは心強いですね。

 

● 大企業の顧客から得た知見を中小企業向けに展開

同記事では、

『大企業向けは正解データが必要で独自モデル構築に費用がかさむのに対し、新サービスはこれまで蓄積したデータを機械学習により精度の高いモデルとして汎用(はんよう)性を備えたことで、受検費用を1人当たり4000円(年間10万円のデータ管理料が別途必要)に抑えた。』

と、大企業でデータと知見を蓄積し、テンプレート化等の簡易化により中小企業にも展開していると報じています。

高級版から普及版へのラインアップ戦略とも言えるかと思います。

 

● 「知の流れ」を意識して成長戦略を描く

「豊岡でのトヨタ式「カイゼン」による農業の生産性向上 にみる知恵の流れとフィードバックの重要性」
や、
「AIによる契約作成サービスにみる知恵の流れとプロセス」
で、自社の課題を既に解決している先進分野の手法や知見を導入する、
また、その際にプロセス毎にブレークダウンすることで、新しい技術や知見をどこに取り入れれば良いかが見えてくるという点についてお話しましたが、

今回の事例は、B2Bにおけるデータ活用サービスでの既存の知的資産である自社のデータを他の市場に展開しているものと言うことが出来るかと思います。

これは、大企業向けから中小企業向けへの展開だけでなく、
業務用のサービスを、個人向けに展開する(B2BからB2Cへ)にも使える手法ですね。

いまある知的資産を棚卸しして、新しい活用先を考えることに加えて、

始めから将来の新規市場への展開を考えながら知的資産の蓄積を図ることも重要かと考える次第です。

※ご質問やコメントをぜひお寄せください!

以下のフォームから、メールアドレスや本名を【入れずに】お送りいただけます。

ご質問用フォーム(メルアド不要版)

ご質問やコメントへは、このブログでお答えさせて頂きます

Follow me!