事業や商品のライフサイクルから考えるリスク管理とコスト管理
● 会社はなぜ新しいPCを買ってくれないのか」をライフサイクル管理の観点で考える
2018/2/20 TechTarget Japanに表記の記事が掲載されていました。
(引用は『』でくくります。 太字と改行は筆者挿入、以下同様)
『IT担当者はちょっとした工夫でデスクトップPCやノートPCを壊れるまで使い倒すことができる。また、特定の期間が経過した後、PCの使用を中止するライフサイクル管理計画を立てることも可能だ。』
とPCの管理について、端末購入から運用、廃棄に至るまでの一連の流れ(ライフサイクル)の中で考えることの重要性を指摘しています。
● サポートに関する選択肢
上記の記事では、PCライフサイクル管理方針で重要なものの1つが、サポートに関する判断であると述べていますが、サポート管理は、リスク管理とコスト管理の両面を持っていますので、ライフサイクルでのリスクとコストを考えることが必要になるわけですね。
その時に、
・いつサポートが必要か(PCは初期故障が大半)
・誰からサポートを受けるか(サードパーティーの方がコストを抑えられる)
・サポートを受けないで使うことは可能か(IT担当者が自力で対応できるか、予備機などを用意しておけるか)
・古いPCを別の目的に再利用できないか(例えばシンクライアント(処理のほとんどを端末ではなくサーバに実施させるシステム)に変更してその寿命を延長する)
という4つの視点からサポートの選択肢を考えることを提言しています。
これらは、PCという商品のライフサイクル、その使い方のライフサイクルの双方から、自社のリスク管理とコスト管理を最適化していくという視点であり、他の分野の参考にもなるかと思います。
● ライフサイクルからリスク管理とコスト管理を考える
「AIプラットフォームのベンダー比較にみる、システム導入時のリスク管理と顧客囲い込み」
https://wp.me/p9D2bS-jJ
で将来の事業の進め方を具体的にイメージし、社内で共有する、つまり自社事業のライフサイクルと、そのために必要なシステムやサービスのライフサイクルの双方を比較して、外部からの導入と自社でのサービス・商品開発を検討することをお話しましたが、
IT担当者は、社内のサポート部門であり、いわば社内がクライアントと言えるので、今回の記事で紹介しているライフサイクルから考えるサポートの選択肢というのは、自社事業とその顧客に対するサービスのライフサイクル管理に通じるものがあると思います。
自社事業、商品・サービスのライフサイクル、競合の商品・サービスのライフサイクルと、自社事業で必要な外部リソースのライフサイクルの3点を突き合わせて、自社のリスク管理とコスト管理を計画していくことが必要ということになりますが、
これは、知的資産(人的資産、構造資産、関係資産の全て)の構築・維持にも当てはまることではないかと考える次第です。
また、PCの使い方を変えることでその寿命を延ばすというライフサイクル管理は、
「JR東日本のビジネス変革にみる経営資源の活用方法」
https://wp.me/p9D2bS-3L
で紹介した、JR東日本が進めている「顧客情報と自社および連結している他社の運行情報というビッグデータの活用」とも同じく、
知的資産も含めて、自社の経営資源・リソースの再利用・新規用途の探索という視点からも参考になるものと思う次第です。
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