東芝デジタルソルーションズの新会社設立にみる「リアルと仮装現実融合」による価値提供
● 東芝子会社、AIやIoTなど活用したビジネス支援行う会社設立
2018/3/6に、東芝デジタルソルーションズ株式会社は以下の表題でプレスリリースを公表しました。
「デジタルトランスフォーメーションを推進する新会社設立について 」
http://www.toshiba-sol.co.jp/news/detail/20180306.htm
(引用は『』でくくります。 太字と改行は筆者挿入、以下同様)
『東芝デジタル&コンサルティングは、IoTやAIなどの先進技術を結集したIoTアーキテクチャ「SPINEX(スパインエックス)」に基づき、現場の出来事をデジタル上に忠実・精緻に再現し、高度なシミュレーション・将来予測分析につなげるデジタルツインや、ものづくりで磨いた高精度な分析と音声・画像認識技術を融合したAIを活用し、社会インフラ・エネルギー・モビリティのビジネス領域を中心に、顧客との共創によるデジタルトランスフォーメーションを加速していきます。 』
と、現場をデジタル上に再現することで、シミュレーションや各種の分析を行い、社会インフラ等の分野を中心に、デジタルトランスフォーメーションを展開していくことを謳っています。
● 仮想現実とリアルをつないで価値を創出
もともと、現実には出来ない実験を行えるのがシミュレーションの特徴であり、価値となりますが、現実を完全にコンピュータの中に再現することはできないため、現実を何らかの形で単純化し、モデル化する必要があり、そのモデルの精度や目的との整合性によって、シミュレーションから得られる結果と利用価値も変わってくることは避けられません。
この、現実のモデル化というフェーズにおいて、AI・IoTによって現実の再現性が非常に高くなったことが、シミュレーションの高度化に繋がり、さらに新たな価値の創造(量から質への転換)を産むという流れが伺えます。
さらにAR,VRなどにより、シミュレーション結果の表現方法も進化して、よりユーザーにとって理解しやすくなるなることも期待できますね。
以前、大腸内視鏡検査を受けた時に、お医者さんから「肉眼では見えない組織の状態や変異も画像認識技術の発展で確認出来るようになった」と聞いたことがありますが、シミュレーションや分析の結果の利用方法自体も新技術によって進化していると感じました。
● 知的資産と強みの見える化(可視化)の進化の可能性
現場で起きていることを可視化する、把握するのはAI・IoTだけではなく、遠隔監視カメラやメール、グループウェアのログなど従来の技術でもある程度可能です。
既に、従業員の勤怠管理や会計には中小企業でもITの導入が進んでいますが、
もう一歩進んで、新規技術や既存技術を用いて現場の見える化、お客様の行動の見える化をし、逆にその結果から自社の強みとその裏付けとなる知的資産の見える化や把握に繋げるという方法も今後検討の価値があり、また、そういった視点からの情報収集も欠かせなくなるものと考える次第です。
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