資源エネ庁の「石油がとまると何が起こるのか?」から学ぶリスクの探し方

● 石油がとまると何が起こるのか? ~歴史から学ぶ、日本のエネルギー供給のリスク

9月21日、今後のエネルギー安全保障を考える特集の第1段として、
資源エネ庁の表記の広報特集では、オイルショックなどのエネルギーセキュリティーの歴史とその時の政策の振り返りに関する記事を掲載しています。

http://www.enecho.meti.go.jp/about/special/tokushu/anzenhosho/kasekinenryo.html

(引用は「」でくくります。 改行は筆者挿入、以下同様)
「エネルギー資源に乏しく、その供給の多くを海外からの輸入に頼っている日本。これはつまり、国際情勢によって、日本のエネルギー供給が大きく左右されるということを意味します。

変化の激しい現代の国際社会において、私たちはどのようにしてエネルギーを安定的に確保し、エネルギーによって成り立っている生活を守ればいいのでしょうか?

そこで重要となるのが、「エネルギー安全保障」の取り組みです。今回はその特集の第1回として、日本でこれまでに起こったエネルギーに関する問題と、問題解決のために行われた政策を振り返ります。」

 

● エネルギー資源価格の変動と、エネルギーフロー

上記の広報特集では、エネルギー資源の価格の推移を図示しながら、その時々の政策を挙げています。

http://www.enecho.meti.go.jp/about/special/tokushu/anzenhosho/img/kasekinenryo_01.png

また、我が国のエネルギーのフロー図から、どんなエネルギー資源がどの分野に特に大きな影響を与えているのかについて、特に石油を中心に説明しています。

http://www.enecho.meti.go.jp/about/special/tokushu/anzenhosho/img/kasekinenryo_02.png

 

この特集は、今後も見ておくと参考になるかと感じました。

 

● 自社の事業に関する「ヒト、モノ、カネ、情報」の流れを可視化する。

今回の記事の中で、エネルギー問題もさることながら、自国の安全保障に関する問題を分かりやすく可視化している点が、企業経営の参考になるかと思います。

自社の重要なリソースや自社商品の競合商品について、その価格などの推移を見ながら、自社の売上高や営業利益との関係を見ることで、どこに自社のリスクと改善の機会があるかを見つけ出し、社内で共有することはリスクマネジメントと事業改革に有効な方法ですね。

その一つのきっかけとして知的資産経営報告書の作成を利用し、そこでSWOT分析や価値創造ストーリ作成の材料として、上記のフローをマッピングしてみてはいかがでしょうか?

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