3Dプリンターにみる人的資産の構造資産化
● GEがレーザー積層造形装置を開発
私が愛聴している、「1日5分ビジネス英語」で、
先日、GEが航空機産業向けの3Dプリンティング装置(積層造形装置)を開発してという記事が採り上げられていました。
http://www.wisdomsq.com/contents/bepod/20170713.html
上記ポッドキャストでは、以下のように紹介しています。
(引用は「」でくくります。 改行は筆者挿入、以下同様)
「それらの部品はジェットエンジンや単通路型航空機に使用できる。この装置の生産モデルは顧客のニーズに応じてカスタマイズ可能だ。
3Dプリンティングは、複雑な航空機の部品をつくる工程を容易にした。結合部分が少なくなっており、部品がより効果的で耐久性が強くなった。さらに、積層造形によってつくられた製品は軽量で安価である。」
この内容は、MIT Technology Review でも採り上げられています。
https://www.technologyreview.com/s/601268/airplanes-are-getting-lighter-thanks-to-3-d-printed-parts/
以下のGEの動画も面白いですね。
https://youtu.be/pBmLHDANDKM
● NC加工機のデータ、3Dプリンターのデータ
以前、日本の金型メーカのNC加工機のデータを金型発注側の大手企業が要求し、
それを出した所、中国の企業にデータを渡して作らせたという話がありました(この話は、オリジナルの金型に入っていた小さなキズまで中国で作った金型が再現していたのでバレてしまったとの逸話付きです)
NC加工機のデータは、その企業のノウハウが詰まった大変貴重なものですが、
それは3Dプリンターでも同じことだと容易に想像出来ますね。
このように、自社のノウハウをデータという形で形式知化し、自社内で共有・管理することも、ベテランの知識や経験という人的資産を構造資産に転換する有効な手段です。
人の動きなどについては、画像解析技術の進展によって、ベテランの動きを分析・解釈して、その技術を後進が身につける、更には上記のような加工データなどの形に転換するといったことが容易になる日も遠くないでしょう。
あなたの会社ではノウハウのデータ化をどのように進めていらっしゃるでしょうか?
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