空気で膨らませる電動バイクにみる、未来のTPO起点の商品開発

【今日のポイント】

東大発の、空気で膨らませる持ち運び式電動バイク。今後の進展に期待が寄せられます。

開発した研究室の「未来を予想し、そこで必要な技術を考える」というビジョンのように、今後「ユーザーの未来のTPO起点の商品開発」が各分野で進むことを期待も込めて予想する次第です。

『東京大学大学院工学研究科から持ち運ぶモビリティ空気で膨らませる「poimo」が公開』
2020/5/20AXISwebMagazineに表記の記事が掲載されていました。
(引用は『』でくくります。太字と改行は筆者挿入。以下同様。)

同記事の動画を見ると、たしかに愉快で面白く、かつ実現したら楽しい乗り物になるとの期待も(充填式だけに)膨らんだ次第です。

 

未来のTPO 起点の商品開発が進む

今回の記事とこのバイクを開発している、東大川原研究室のサイトをみると、

「未来のTPO 起点の商品開発が進んでいる」ことが見通しえるかと思います。

以下の同研究室のVISON は、以下のとおりですが、

『いまから20 年先の未来には、どのような社会変化が待っていて、
そのためにはどういった技術が必要になるのだろう。

川原研究室のゴールは、次世代通信技術と面白いアプリケーションを
デザインし、「実社会で使える」技術を創ること。自ら目標を定め
、考える学生たちが、数多くの論文
発表をこなし実用化のための共同研究を企業の研究者と進めています。 』

私が参加しているSignal プロジェクト

『情報に対して誰よりも敏感になり、その情報を活用して未来を見る「眼」を持つ」

という趣旨とも共通するものを感じています。

 

マーケティングでは、顧客提供価値は顧客の使い方によって決まる(新しい使い方が新しい価値を生む)とも言われますが、

いわゆうメールてる「モノ売のりかならコト売のりへ」「コト」は、顧客体験など、顧客が商品・サービスをどの様に使ってどんな体験をし、そこからどんなメリット(便益や感動など)を得ならくれてるかを表しているかと思います。

今回のポータブルバイクは、2019 年に、東京都事業「東京ロボットコレクション」先端技術を用いたサービス実証ロボットの一つにも選ばれていますが、その時の写真よりも今回のほうがよりスマートに感じられます。

『東京都事業「東京ロボットコレクション」先端技術を用いたサービス実証ロボットに係る公募選定結果について』
2019/7/12 株式会社エヌ・ティ・ティ・データ経営研究所

 

ポーこタブルバイクの可搬性とか、ソフトな素材による安全性、に更「空気充填式」とかいう特性かならは、

公共機関の組み合わせや、更に性能が向上すれば、バスなどの代替など用途は更に広がるものと考えられます。

また、この「使う場所で空気や水を充填して使う」というのは、アウトドア用品などでは普通に行われているものですが、使う場所にあるものと組み合わせることで、収納性や可搬性、移動性(机ならばその並べ替えなど)も向上するため、新たな用途が出てくることが考えられます。

 

未来のTPO 起点で商品・サービス開発を考える

今回の、「将来の交通や人の行き来はどうなるか、どうなってる欲しいか」とかいうユーーザーの将来のTPO を想定食し、そこから逆算して製品と必要な技術を考え、調達して作ってみるという発想は、デザイン思考ユーザーにニーズを聞くではなく、ユーザーを観察し、そこから潜在的なニーズや課題の洞察を得る」という方法の時系列的な延長線上にあるものともともかと思います。

現在のユーザーを観察し、過去の観察結果からの変化を見ながら、そこ外部環境(人口動態、資源、技術など)の変化や今後の動向予測を組み合わせることで、未来のユーザーTPO を推測し、中長期的な経営ビジョンや事業/技術開発戦略の策定につなげる方法が、今回の記事のモビリティ以外の分野でも拡がり、

「未来のTPO 起点の商品開発」が各方面で今後も進んでいくものと、期待も込めて予想しています。

そして、このような将来のTPO からの逆算のツールとして、経営デザインシートや知的資産経営報告書も活用できるものと、利用をお勧めする次第です。

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