仮想美術館にみる、デジタル化によるリアルの価値の再評価

VR 仮想現実 ビデオゲーム

【今日のポイント】

新型コロナ下で、美術館や博物館の展示会も制限が厳しくなっている中、VR等を活用したバーチャル展示会が増えています。

単にリアルをバーチャルで代替するだけでなく、オンライン相談のように、VRを入り口としてのリアルへの誘導や、リアルの商品の高付加価値化など、リアルとバーチャルを併用する上で、現在持っているリアルの商品や自社の資産の価値を知的資産の視点から棚卸ししてみることは有効な方法と考える次第です。

 

『名作を自宅で鑑賞。世界の主要美術館・ギャラリーが実施するオンラインビューイング&バーチャルツアーまとめ』
前の記事になりますが、2020/3/28の美術手帖に表記の記事が掲載されていました。

(引用は『』でくくります。太字と改行は筆者挿入。以下同様。)

『新型コロナウイルスの影響により、休館している美術館のオンライン観覧に注目が集まっている。その代表例がGoogle Arts & Cultureのストリートビューだが、今回はそれ以外の、世界の美術館やギャラリーが独自に提供しているオンラインビューイングやバーチャルツアーの試みを紹介する。』

ルーブル美術館、国立故宮博物院、ヴァチカン美術館、コートールド美術館など、世界の有名な美術館による、360度カメラなども活用したバーチャルギャラリーとしての活動を紹介しています。

 

『国立科学博物館や岡本太郎美術館も。休館で脚光浴びる展覧会のVR
2020/5/17の美術手帖では、表記のように、VR展覧会が広がっていることを報じています。

・仮想空間内の美術館MORが一般公開、PC VRヘッドセットで体験可能
2020-02-27Diceの記事。
リアルの美術館では展示不可能な作品など、VRならではの特性を活かした展示とのこと。
リアルの展示会の代替以上の利用方法や新しい美術の形式としても興味深い事例かと思います。

・『世界初の完全にインタラクティブな仮想美術館』
2020/8/1915分ビジネス英語では表記のトピックスを紹介しています。

VOMAのディレクターでもあるリー・カヴァリエレ氏は、アーティストのスチュアート・センプル氏と提携して、「コード化された」博物館をつくった。博物館には、オルセー美術館、ホイットニー美術館、ニューヨーク近代美術館、シカゴ美術館など、世界で最も有名な施設のコレクションが収められている。世界中の誰もが無料でこれらの展示会にアクセスできる。』

この美術館では、同じ時刻にアクセスした友人等にも会えるとのこと。
友達や家族だけでなく、美術館ツアー等のビジネスにも応用できそうですね。

 

XRやオンラインとリアルの併用により、リアルの価値の再評価が進む

上記の一連の記事からは、「XRやオンラインとリアルの併用により、リアルの価値の再評価が進む」事が予想できるかと思います。

私事で恐縮ながら、私は学生時代に、ポンペイの遺跡で子供の頃に読んだアレクダンダー大王の伝記に載っていた壁画を見て、感動の涙を流したのを今でも覚えていますが、

先日、国立近代美術館のピーター・ドレイク展(2020/2/26-2020/10/1公開)に行った際も、事前に美術館の360度画像を見ていたので、詳細まで鑑賞することができ、理解や感慨がさらに深まりました。

ピーター・ドイク展の3DVRサイトはこちら(ご覧の時点で公開終了していましたらご容赦ください)

芸術や遺跡などは、対象に対する知識や自分なりの視点、切り口を持って接する事で、より深く楽しめるかと思います。

放送大学などでは、以前から通信とオフラインの講義を組み合わせて授業を進めていましたが、

学習の分野でのオンラインとリアルの併用に関する知見と技術が、エンターテイメントや美術鑑賞などの分野にも転用され、入口(予習)と理解を深める(復習)をオンライン・XRなどが担うことで、リアルの事物に接する価値や効果がさらに高まり

また、漫画などで活用されているコンテンツのマルチメディア戦略も活用されることで、これらリアルの遺跡や美術の維持や管理の経済面での支援にもつながるものと予想した次第です。

また、先日のトピックス
IAI・IoT時代における「感性」と「美意識」』
『『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか』を読んで
でもお話ししました様に、感性や美意識の情勢がビジネススキルとしても求められている中、今回のようなオンラインとリアルを併用しつつ、どこかでリアルな体験を得る工夫が個人にも組織にも必要性を増していると感じた次第です。

 

自社のリアルの価値とデジタル化による強化を考える

上記は美術などの分野におけるデジタル化やバーチャル化の事例でしたが、

自社事業においても、テレワークや取引のオンライン化などの、リアルをデジタルに置き換える事だけでなく自社の人材などのリアルな経営資産を、デジタルで強化したり、つなげる事で新しい使い方(価値)を生み出す事を考えることは、現在の新型コロナに対する前向きな対応となるかと思います。

上記の検討の際には、自社の現在の設備や施設、人材などリアルな資産が持つ価値を、一度、知的資産という視点から定義し直してみる事で、デジタル化してどの様に活用できるかが考え易くなるかと思います。

自社のリアルな資産に含まれている知的資産を棚卸して、それをデジタル化で強化したり、新しい使い道を考える事も、自社事業のデジタル化検討の一手法として利用をお勧めする次第です。

 

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