翻訳機能付きスマートマスクにみる、生活習慣の変化によるウェアラブルデバイスの多様化というビジネス機会

マスク

【今日のポイント】

もはや常備品となったマスク。 このマスクに翻訳機能や音声のテキスト化機能をもたせた日本のベンチャー企業が注目を集めています。

普段、人々が身につけているものに、AIIoTや通信技術を組合せることで新規の機能を付加することはスマートグラス等すでに行われていますが、
新型コロナなどの環境変化がウェアラブルデバイスの多様化や既存の常備品への高付加価値化を促している様子が窺え、そこに自社のビジネスチャンス機会も見つけられる可能性を感じる次第です。

 

 

● afterコロナに注目のロボットベンチャー!新開発「スマートマスク」が30カ国以上から販売提携依頼!羽田空港に導入予定「無人案内ロボット」と共に次世代をリード

2020/7/21に日本のベンチャー企業、ドーナッツ ロボティクス株式会社は表記のリリースを公表しました。

(引用は『』でくくります。太字と改行は筆者挿入。以下同様。)

『ドーナッツロボティクス(東京都港区 代表取締役:小野 泰助)は、ロボット開発ベンチャーとして、「いくつかの社会問題を解決する」「2050年、意識を持った人型ロボットで世界を変える」という目標のために設立されました。ロボット技術を応用したスマートマスク「C-FACE」、スマートロボット「cinnamon」を開発しており、今年5月以降、ロイター通信、BBC、ニューヨークポスト、フォーブスなどに報じられるなど、世界的な注目を集め、30ヵ国以上から注文が殺到しています。
この度、株式投資型クラウドファンディングサービス「FUNDINNO(ファンディーノ)」において、20207 25日(土)より募集による投資申込みの受付を開始することをお知らせします。』

 

2020/8/5CNN.co.jpでも同社のスマートマスク「C-FACE」について報じています。
『日本企業が開発のスマートマスク、8カ国語翻訳の機能も』

『(CNN Business)?日本でロボット製作を進めていたベンチャー企業が、その技術を応用して新型コロナウイルス感染のパンデミック(世界的大流行)に対応した「スマートマスク」を開発し、話題を呼んでいる。
ドーナッツ・ロボティクス社の小野泰助CEO(最高経営責任者)によると、スマートマスク「CFACE」は通常のマスクの上に装着し、スマートフォンのアプリと連携させて使う。
素材はプラスチックとシリコン。内蔵マイクと自分のスマホを近距離無線通信「ブルートゥース」でつなぎ、音声を文字で表示したり増幅したり、翻訳したりすることができる。』

 

また、このマスクは、クラウドファンディングプラットフォームのMakuakeでも応募しています(2020/8/24時点)

 

『社員 数名のベンチャー開発の製品に 世界中から問い合わせ殺到! スマートマスク「C-FACE
10m先のスマホに声を届ける」「声を翻訳」「声を文字変換し、議事録 作成」(有料)などが可能
アップデートで、オンラインミーティング可能なアプリをリリース予定。 (月額使用料あり)

 

2020/08/1315分ビジネス英語でも、このマスクを取り上げていました。
『「スマート」マスク翻訳機 The ‘smart’ mask translator

 

C-Faceスマートマスクは、その設計上、ウイルスに対する完全な保護を提供することを意図しておらず、標準のマスクの上に着用することが想定されている。スマートマスクは白いプラスチックとシリコンでできている。そのマスクは、ブルートゥースを介してアプリに接続できる内蔵マイクを備えている。着用者の会話は、日本語、中国語、韓国語、ベトナム語、インドネシア語、英語、スペイン語、フランス語の8つの言語に翻訳される。』

かなり注目を集めているこのスマートマスク、日本発のイノベーションに期待を寄せる次第です。

 

生活習慣の変化と生活者の意識の変化による、ウェアラブルデバイスの多様化

上記の記事や、以前『ソニーのREON POCKETにみる「個人の感覚のデザインから感情のデザイン」への流れ』でもご紹介した、ソニーのウェラブルエアコンREON PECKET

以下の記事
『走り方を分析するIoTシューズ「EVORIDE ORPHE」、アシックスが予約販売を開始金子 寛人 日経クロステック/日経コンピュータ 2020.07.21

『アシックスとスマートシューズ開発ベンチャーのno new folk studioが共同開発した。製品は専用センサー、センサー装着用のくぼみがついたシューズ本体、スマートフォンのアプリから成る。』

などからは、

「生活習慣の変化と生活者の意識の変化による、ウェアラブルデバイスの多様化が進む」事が予想できるかと思います。

上記の記事のシューズのAIIoTデバイス化は、以前のトピックスAI搭載のIoTシューズにみる「データーの入り口」の広がりと「出口」の関係』でも取り上げた様に、この靴を開発したスタートアップのリリースの際にも注目していたのですが、

no new folk studio、すべての靴をAI搭載のIoTシューズにする世界初のシューログプラットフォーム「ORPHE TRACK」をCES2018で発表!』
201818日のスマートフットウェアを開発するスタートアップ企業no new folk studioのリリース記事。

情報機器だけでなく、首かけ式扇風機やソニーのREON PECKETなど、
新型コロナやワークライフバランス、少子高齢化や環境意識・健康意識の高まりが、身に付けるデバイスやガジェットの多様化を促し、

また、最近のソーラーカーやソーラードローンなどの開発・実用化にみる様に、太陽電池PVやエネルギーハーベスト技術などの電力供給手段の発達とAIIoTによって、
各個人の体質、嗜好、置かれた状況などのTPOに合わせて、個々人のニーズを満たす機能・サービスを提供するウェアラブルデバイスが今後数多く出てくるものと予想した次第です。

 

顧客が身に付けているものの変化に着目し、そこに自社商品・サービスを付加する事を考える

スマートフォンから提供されるサービスは、分野によっては既にレッドオーシャンに近い市場となっていますが、

マスクは国際的な日用品となって来ていることは、ニュース等の映像からも窺えますので、
新しいサービスや機能による付加価値をつけられた場合の市場規模は大きいことが想像できます。

マスク以外では、上述のやスマートグラスなどのメガネ折り畳み傘なども普段から身につけているものですね。

男性ならベルト、最近良く目にする通勤時のリュック、女性ならポーチなども相当するかと思います。

B2Cだけでなく、B2Bでも、顧客が日常的に身に付けているものと、その変化に着目して、自社の商品やサービスの機能を付加する事を検討することは、新規市場開拓のうえで有効な手段の一つと考える次第です。

 

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