シェア型農業にみるAI・IoTが牽引する新しい集中と分散型ライフスタイル

StockSnapによるPixabayからの画像

【今日のポイント】

AI・IoTとシェア形農業を組み合わせた新しい農業スタイルを提案・普及するプランティオ社。

AI・IoT活用における集中と分散の使い分けが、ライフスタイルにも影響を及ぼす事例として参考になります。

 

【世界初】都市部で農業体験&交流を!AI技術採用のIoTプランターとアプリを連携、シェア型コミュニティファーム「SUSTINA PARK EBISU PRIME」が開設

2019/5/28TECABLEに表記の記事が掲載されていました。

(引用は『』でくくります。 太字と改行は筆者挿入、以下同様)

『「みんなでたのしく野菜を育てる世界へ」をビジョンに、エンターテインメント&コミュニティ栽培を通じ、持続可能な食と農を都市部に社会実装することを目指すプランティオ株式会社は、株式会社ジェネシア・ベンチャーズと東急不動産株式会社が運営する「SHIBUYA Innovation Program」、キャナルベンチャーズ株式会社、JA三井リース株式会社から、約1.5億円の資金調達を実施した。』

 

2019/6/27同社のリリースはこちら。

IoTプランターとシェア型コミュニティファームのプランティオ株式会社が資金調達を実施。引受先との都市型農園開発等に関する事業連携を推進
世界初のスマホを活用した都市部向けシェア型コミュニティファームのプロトタイプを完成6/28より恵比寿プライムスクエアタワーに『SUSTINA PARK EBISU PRIME』開設。』

都市部のコミュニティ醸成を図るシェア型コミュニティファームを開発

プランティオは、AIのナビゲートによって野菜栽培を楽しみながら最適化するIoTプランター『PLANTIO HOME』、そして、このIoTプランター向け植物栽培特化型AICrowd Farming System』を活用して、従来の商業施設やオフィスビルなどの屋上にある植栽などを菜園化し、コミュニティの醸成を図るシェア型コミュニティファーム(通称:IoTファーム)を開発しました。

このIoTファームでは、オフィスワーカー同士がファームフレンドとなり、AIによる収穫期予想を活用した収穫祭イベントを近隣の飲食店で開催するなど、農と食の体験を通じて、都心部での人と人との関わり方を変えてゆきます。

世界初の、シェア型コミュニティファームのプロトタイプが完成

今回、このIoTファームのプロトタイプとして、恵比寿にあるオフィスビル「恵比寿プライムスクエアタワー」にて『SUSTINA PARK EBISU PRIME(サスティナ・パーク・エビス・プライム)』を開設いたします。

ユーザーは、テスト運用中の専用アプリをダウンロードし、そのファームに入るためのスマートロックのキーをアプリから取得することでファームに入ることができ、セルフで種蒔きから収穫までを行う、ライトな農業体験をお楽しみいただけます。』

日曜農業の螺旋的進化とも捉えられますが、趣味の域に留まらない、新しい農業の形態に繋がるものとして注目しています。

 

シェアリング型と定額制の組合せ

同社は、自社サイトの中で、以下のように取り組みの目指すところを示しています。

『プランティオの農園が目指すのは、最先端のアーバンファーミング(都市農園)。それは、一般的な貸し農園とは全く違う存在です。

都市の中に点在するビルの屋上等の遊休地IoT機能を持ったファームを作り、テクノロジーの力を借りながら皆で協力して野菜を育てることで、エンターテイメントとしての農の全く新しい楽しみ方を提案します。

プランティオのファームは野菜を通したコミュニケーションを生み出す世界初の定額制「都市型シェアファーム」です。』

同社の取り組みからは、サブスクリプションモデル×シェアリングが農業にも適用可能な幅広いビジネスモデルであることを窺わせます。

 

農家の働き方改革とスマート農業

AIを使えば、「農業こそ休日」が現実になる 就業人口減少の裏で進むスマート農業の本当 | 資源・エネルギー』

2019/04/30 の東洋経済オンラインでは、上記の題で、AIを利用したスマート農業が提供する新しい農家のワークスタイル/ライフスタイルを紹介しています。

このように、AI・IoTの活用によるスマート農業が新しい働き方とライフスタイルをもたらすのではと、期待する次第です。

 

● AIIoT+シェアリング・サブスクリプションがもたらす新しい集中と分散

農業に限らず、あらゆる業界で、消費者・ユーザーは分散し、そのニーズも多様化しています。

そのニーズへの対応として、AIIoTでデータを集中させて管理し、ユーザーニーズに応じたサービス提供を可能にすることは、『資生堂のサブスクリプション型IoTスキンケアサービスにみる自社が活用すべき強みの押さえ方』でもご紹介しましたが、

そのようなサービスをビジネスとして成立させる方法の一つとして、今回の記事で紹介されているような、シェアリングとサブスクリプションモデルを組み合わせることで低コスト化と固定収入を得る仕組みは、

ユーザーニーズ対応とビジネスとしての収益を両立させる汎用性のあるビジネスモデルとして有望な選択肢となるかと思います。

そして、

『ネットワンのサブスクモデルにみる自社のリソース提供形態の多様化』
でもお勧めした、事業提携による上記のモデル構築は、中小企業においても、ユーザーあるいはサービス・商品提供側の双方の立場で活用の価値があると考える次第です。

 

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