新サービスを考える方法>キーワード>ラストワンマイルからラスト3メートルへ

通信販売 宅配

【今日のポイント】

高齢者向けのを3Dプリンターで作る試みが進んでいます。

こういった技術が進み、普及してくることで変わり得る状況の一つとして「ラスト3メートル(玄関から屋内へ)」の解消があるかと思います。

ユーザーが屋内にいたまま完結できるサービスを考えることは、高齢化社会において有望な方法の一つとなり得るものと考える次第です。

3Dプリント食品

2019/3/15の1日5分ビジネス英語に表記のトピックスが掲載されていました。
(引用は『』でくくります。 太字と改行は筆者挿入、以下同様)

『今日、食品の3Dプリントはさまざまな目的で試されている。重要な用途の1つが、病院食や高齢者向けの食品の提供だ。

Rise研究所は、スウェーデンの高齢者向けに3Dプリント食品を試みている。彼らは、ピューレ状の食材を用いて、見た目が良く、食欲をそそるような形の食品に作り直し、3Dプリンターで出力する。

食欲が刺激されるような食品は、高齢者の食事の摂取量を増やし、健康にも役立つと思われる。』

NASAの宇宙食への利用検討から始まって、現在では高齢者向けの食事への利用への取り組みが進められているとのこと。

以下の動画をみると、本当に食品が「印刷」されていることに感嘆しました。

また、3Dプリント食品を扱っているNatural Machines社の日本のサイトも参考になるかと思います。

新規事業、新サービスを考えるキーワード「ラスト3メートル」

今回の記事から予想できることの一つに、高齢化社会における「個人向け宅配事業の形態変化」があります。

杖を使えないくらい足腰が弱った高齢者の方は、屋外では車椅子、屋内では両手を使うコの字型の歩行器を利用しています。(製品例>http://www.fukunavi.or.jp/fukunavi/kiki/webtenji/img/yougu/0301002_s.jpg

このため、「何かを持って移動する」ということは大変困難で、宅配でお弁当を頼むにしても、自分で受け取って食卓に持っていけないため、家人が受け取る必要があります。

このような「ラストワンマイル」ならぬ、「ラスト3メートル(玄関から食卓へ)」を埋める手段として、この3Dプリンターを食卓に備えておくという選択肢が、特に一人暮らしの高齢者や家人が仕事を持っていて、介護できない家庭向けにはあり得ると思います。

その場合、食材(プリンターのインク)をの供給手段も同時に揃える必要があるわけですが、これについては、

1.屋外に3Dプリンターと接続された宅配BOXのような食材供給BOXを備え付ける

2.介護ヘルパーや家族(同居または別居)が週1回くらい食材を屋内の専用BOXに入れておく

などの方法が考えられますね。

また、今回の記事にあるような、個別の好みや健康状態に合わせることについても、調理と必要な食材の用意を含めて一気通貫で行うサービスが可能になります。

副次的には、3Dプリンターの稼働状況(使っているかどうか、どんな材料を使ってどんな調理をしたか)による見守りサービスや健康管理サービスにもつながるので、

既存の汎用的な宅配事業、お弁当屋さんの宅配サービス、見守りサービスなど多くの業界にまたがった事業形態、流通形態の変化(業界を超えた事業提携、事業統合、企業再編など)が起きてくるものと考える次第です。

ユーザーが屋内で完結できるサービスを

上記の「ラスト3メートル」の解決は、要はユーザーが自宅内などの屋内で完結できるサービスを実現するものと言えるかと思います。

これは、オフィスなどでは「アスクル」など既に行われているものですね。
自宅については、エアコン等の修理出張サービスもその一つかと思います。

先日の、「宅配ボックスのアンケート調査結果にみる自社商品の効果訴求時の比較対象の選び方」

で紹介した宅配ボックスによるユーザーのストレス解消例など、アマゾンのような既存の通販サービスでは実現できていないラスト3メートルを解決することで解消できるユーザーの不満、不便などは他にもあるかと思います。

「ラスト3メートル」を解決するという視点で、自社の商品・サービスを見直して見ることも、新サービスや既存のサービス改善の面から試してみてはいかがでしょうか?

 

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