テラススカイとクラウドサインの営業支援×契約業務支援にみる、「特定の業務支援×付随する一般的な業務支援」というビジネスチャンス

【今日のポイント】

営業や研究開発において、付随する契約やレポート作成などの業務を煩わしく感じる方も多いかと思います。
こういった、特定の業務に付随する一般業務を含めてワンストップで支援することは、新規ビジネスの開拓や、自社の生産性向上につながるものですね。

これを実現するには対象業務全体の把握とプロセス分解の双方から各プロセスの自動化や効率化のソリューションの組み合わせを検討することが必要と考える次第です。

 

● 「働き方に関するアンケート」から探る営業職の働き方改革。テラスカイ、クラウドサインの見解にも注目

2020/2/25のマイナビニュースに以下の記事が掲載されていました。

(引用は『』でくくります。太字と改行は筆者挿入。以下同様。)

『マイナビニュースは、営業関連職に携わる方々を対象に「働き方に関するアンケート」を実施。多くの企業に共通する問題点が見えてきた本アンケートの結果を紹介する。さらに、この結果をもとにテラスカイとクラウドサインが示す見解や、解決への糸口となるソリューションも紹介していく。』

上記のアンケートでは、『「報告業務」「契約事務」が営業パーソンのストレスに』と、契約業務もストレスの原因となっていることを指摘しています。

(中略)

『こうした報告業務や契約事務に関する課題を解決し、働き方改革の推進を支援するべく、2020年1月、テラスカイと弁護士ドットコムは、両社が持つソリューションを連携させることを発表した。』

上記のコラボレーションに関するテラスカイの2010/1/9のリリースはこちら。

『mitocoとクラウドサインが連携顧客管理から契約に関わる社内処理・送付までをクラウドで一気通貫』

『mitocoとクラウドサインの連携によって両サービスのユーザーは、これまでシステムごとに分断されていた社内業務をmitocoに集約できるようになりました。例えば、営業活動における顧客情報の管理からスケジュール管理、日報の作成、契約業務とその社内承認を得るワークフロー申請、社内の情報共有、タスク管理など一連の業務がすべてmitocoをプラットフォームとして実現できるようになります。』

営業支援と契約支援、二つのプラットフォームのコラボ。
研究開発×契約支援など●●×契約などの付随業務というコラボは成長が期待出来ますね。

 

● ユーザーの活動のフロー全体を把握し、さらにプロセス分解する

上記のように、営業や研究開発等の業務に付随する契約やレポート作成などの業務を支援するビジネスを考える、あるいは自社の付随業務を外注含めて効率化していくためには、まず、取引先や顧客、或いは自社内の活動のフロー全体を把握し、さらにプロセス分解することが必要になってきます。

その中で、自社が提供できる生産性向上などのソリューションの適用先となるプロセスと、と他社から提供を受けられるソリューションが適用できるプロセスを見つけ出すことが可能になります。

そして、それらのソリューションの組み合わせユーザーの活動フロー全体の生産性向上を図るソリューション他社とのコラボレーションで提供するワンストップサービスを構築することで新規ビジネス創出が自社の生産性向上の実現につながるものと考える次第です。

なお、専門家とのコラボについては、以下の本ブログトピックスも参照いただければ幸いに存じます。

『電子契約と法務専門家のコラボにみる、AIと人の協業のヒント』
電子契約など、法務分野でもデジタル化は必須の課題となり、AIと専門家の協業が進んでいます。
AIと人の協業において、顧客とのコミュニケーションや深い洞察などを人が、署名等の作業や契約書チェックの第1段階はAIがという役割分担の中で、専門家に求められるスキル、専門家に対して求めるべきスキルもまた変化していることが窺われます。

・『弁護士ドットコムとHolmes社の提携にみる、オンラインでのワンストップサービスの進化』
契約マネジメントサービスと電子契約(署名)サービスの協業は、商取引や研究開発に関連する法務分野でもデジタル化が進んでいることを示しています。
このようなワンストップサービスの活用は、契約の品質向上・リスク回避や契約業務の生産性向上を通じて企業競争力にも影響を及ぼすため、その動向にアンテナを貼ることが必要と考える次第です。

 

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