ユニバーサル化が拡げる高齢化社会とダイバーシティのソリューションの進化・発展
● 色覚異常者のための日本の新しい暑さ指数
2018/7/28の1日5分ビジネス英語で表記の記事が掲載されていました。
https://matt-english.com/podcast/20180728
(引用は『』でくくります。 太字と改行は筆者挿入、以下同様)
『環境省は、色覚異常者でも使用できるように暑さ指数を変更することに決めた。現在まで、日次湿球黒球温度指数は、熱中症危険地域を赤色で警告し、安全な地域を青と緑で示してきた。しかし来年から、政府は色覚異常者でも参照できるように新しい方法で実施する。』
と、環境省の熱中症予防情報サイトでの、暑さ指数(WBGT)の色分けを色覚異常者にもわかるように見直すというもので、2018/7/18に日本の各紙でも報じています。
同省の熱中症予防情報サイトURL
http://www.wbgt.env.go.jp/
● 日本気象協会暑さ指数
日本気象協会も、同じ暑さ指数を人の顔で表していますが、
こちらの方は色だけでなく表情も変わるので、色覚異常の方にもわかりやすいのではないかと思います。
気象協会の熱中症情報サイト
https://tenki.jp/heatstroke/
同協会では、冬のヒートショックについても、指数を発表しています。
https://tenki.jp/heatshock/
こちらの方は、夏場は更新されていませんが、
その指数については以下のリリース記事にあるようにやはり
図柄で表現されており、色覚異常の方にも分かりやすいかと思います。
ヒートショック予報のリリース記事
https://www.jwa.or.jp/news/2017/10/post-000912.html
● ユニバーサル化(ユニバーサルデザイン)と高齢化社会、ダイバーシティ
上記は色覚に障害を持っている方向けの施策に関するものでありいわば「バリアフリー」に近いものかと思いますが、
ユニバーサル化(ユニバーサルデザイン:障害者だけでなく、健常者にとっても使い勝手を向上させる)の視点からは、高齢者や海外の方(日本語がよくわからない方、日本での色の使い方に不慣れな方)などにとっても、日本気象協会の表示のような工夫は大変重要ではないかと思います。
今後の高齢化社会への対応やダイバーシティの促進が叫ばれる中で、今回のようなデザイン面でのユニバーサル化、AI・IoTなど新技術を活用したユニバーサル化などが進むことが期待されます。
● ユニバーサル化のニーズを市場開拓の機会・市場開発の資産の一つとして捉える
高齢化社会対応などの中で、ユニバーサル化というのは高齢者、障害者だけでなく、健常者の生産性向上やQOL(クオリティ オブ ライフ=生活の質)の向上にも貢献するものとして、志向すべき方向だと思います。
「「火星探査のためのロボット蜂開発」に思う「開発環境・開発課題という資源」」
https://wp.me/p9D2bS-y4
や、
「イケアとNASAのコラボにみるイノベーションに有効な方法」
https://wp.me/p9D2bS-aK
で、「火星探査」「火星までの長期飛行」という特殊な「開発環境」「課題」もブレークスルーを生み出す新たな「開発プラットフォーム」としての「資産」として捉えられるとお伝えしましたが、
今回のユニバーサル化というのも、知的資産経営報告書のSWOT分析におけO(機会)と捉えて、そこに自社の知的資産を当てはめることで新たな強みを見つける一つの資産となりえることを改めて認識した次第です。
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