Q&A>知的資産としての「自社の強み」を見つけるときの注意点は?
【今日のポイント】
自社の「見えない強み」である知的資産を見つけ、明確にして社内外と共有することは、知的資産経営の大きな項目の一つですが、
強みを見つけるときに注意すべきことは何かがはっきりしないとの疑問をお持ちの方に、本トピックスがご参考になれば幸に存じます。
【目次】
Q>知的資産となる自社の「見えない強み」を見つけるときの注意点は?
1.自社の強みの見つけ方
2.自社の強み(知的資産)の見つけ方の注意点
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Q>知的資産となる自社の「見えない強み」を見つけるときの注意点は?
A>知的資産に限りませんが、
「現在の強みが今後どの様に変化する可能性があるか?(シーズの変化)」という視点と、
「必要とされる強みが今後変わってくるのではないか?(ニーズの変化)」という視点の双方から、
自社の見えない強み(知的資産)を明確化していくことが必要と考える次第です。
知的資産経営では、「自社の見えない強み(およびその源泉)」としての知的資産を明確にし、その強みと社内外の環境から今後どの様にその強みを活かすか、また将来に向けて足りない強み(知的資産)をどの様に確保するかを考えていきますが、
その、「見えない強み」の見つけ方には、社内、社外の関係者の意見を聞いてみる、競合他社との比較との比較を行うなどの複数の方法があり、これらを組み合わせて行うことになります。
上記の方法は、知的資産経営報告書や経営デザインシートなどの知的資産経営ツールを作成する過程にも含まれていますので、これらのツールの作成が、知的資産を効率よく見つける手段になるかと思います。
(なお、SWOT分析における「S=自社の強み」の把握の際にも、知的資産の人的資産、構造資産、関係資産ごとに考えることで、目に見えない強みの認識・共有を図れるかと思います)
上記のように自社の強み(知的資産)を見つける方法は複数あり、それらを適宜組み合わせて行うことになりますが、
その際の注意点の一つとして、
社内の状況や、社会や国際的な範囲も含む社外環境の変化によって、
「現在の強みが今後どの様に変化する可能性があるか?(シーズの変化)」
を検討する必要があります。
例えば、人的資産となるベテランや経営者などの転職や引退などが典型的な例であり、既に認識して対応されている方も多いかと思います。
また、社会環境や市場の変化によって、
「必要とされる強みが今後変わってくるのではないか?(ニーズの変化)」にも目を向けることも、既に行っていらっしゃるかと思いますが、
本ブログトピックスの
『Q&A>未来予測に必要な「見える化」の対象にはどんなものがあるか?』
https://wp.me/p9D2bS-2hf
でもお話しましたように、事業環境の変化が激しく、従来の業界の範囲を超えた競争(新規参入など)や、SDGsのように、社会や取引先のニーズとその優先順位が変化していくことも今後増えていく事が予想されるため、
時間軸と業界などの事業分野の軸、地域や国などの空間軸のそれぞれの軸で今まで以上に幅を広げて、環境変化へのアンテナを広げて行くことが必要かと思います。
上記のような意識を持ち、それを「自社の強みの状況の把握」につなげる上では、
本ブログトピックスの、
『未来予測と、バックキャストでの課題設定の連携方法は?』
https://wp.me/p9D2bS-22N
でお話したような、未来予測からバックキャストで自社の課題を考えることで現在から準備すべき自社の強みを明確にすることや、
『経営デザインシートに考える、今と未来のSWOTの使い分け』
https://wp.me/p9D2bS-20d
でご提案したような、現在のSWOTと将来のSWOTを分けて作成してみることで、
自社の現在の強みと将来必要な強みを可視化することも検討をお勧めする次第です。
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※>本ブログのトピックスの中で紹介している事例の中で取り上げているサービスや商品等は、解説のための参考として挙げたもので、
当研究所として推薦するものではありませんので、他の選択肢や導入の要否含めて、自社の状況に応じてご検討いただければ、大変幸いに存じます。