フォルクスワーゲンのケチャップ騒動に考える「主要事業とのシナジー」

ソーセージ

● ケチャップゲートがフォルクスワーゲンを襲う  

2018/8/29の一日5分ビジネス英語で、表記のトピックスが掲載されていました。
https://matt-english.com/podcast/20180829
(引用は『』でくくります。 太字と改行は筆者挿入、以下同様)

『今年フォルクスワーゲンは、ソーセージの調味料を米大手モンデリーズのケチャップからミュンヘンに拠点を置くDeveleyのソースに変更した。これにフォルクスワーゲンの労働者たちは激怒した。新しいソースは古いソースと同じ味ではないからだ。新しいソースはトマトが13%多く含まれているが、砂糖と脂肪含量が少なくなっている。

フォルクスワーゲンソーセージは45年目で、11か国で入手可能である。フォルクスワーゲンソーセージは工場のカフェテリアで提供されており、5個入りのものが「Volkswagen Originalteil(オリジナルパーツ)」というブランド名で店で顧客に販売されている。』

フォルクスワーゲンがカレー味のソーセージを作っているということに大変驚きましたが、自社の社員向けから外販まで、45年間の歴史があるとのこと。
トピックス自体はフォルクスワーゲン社が、ソーセージの調味料を変更したことで自社の労働者からひんしゅくをかっているというものですが、かなり人気があるからこそ、味の変更が大きな影響を与えたと受け取れますね。

 

● 主要事業(コアコンピタンス)とのシナジー

このソーセージの製造方法が、同社の自動車生産技術や品質管理技術を転用しているとは考えにくいですが、
「フォルクスワーゲンのオリジナルパーツ」というブランド名で販売しているということから、
「フォルクスワーゲン=高品質」というブランドイメージを利用しているとは言えるかと思います。

日本の不正競争防止法における著名表示使用や、商標法の防護商標のように、自社が提供している商品・サービスの分野ではなくとも、他の商品分野にも通用するブランドにまでなったからこその転用ですね。

一方で、主要事業(コアコンピタンス)とのシナジーという点においては、私は今回の記事からタニタのタニタ食堂を連想しました。
http://www.tanita.co.jp/

体重計、体脂肪率計のような健康管理器具から、社員食堂での食事、そして社外への展開およびレシピなどの情報発信と、「健康を測る、健康をつくる」という軸を通しながら事業展開している点や、
社員食堂のような社内用から始めて社外展開するという方法など、今回のフォルクスワーゲンと比較してみて面白いと感じます。

 

● 自社の提供価値を上位概念で定義する

タニタが自社の提供価値を「体重を測る」というところから、「健康をはかる」、さらに「健康をつくる」と上位概念に広げて事業展開してきたように

上位概念で自社の提供価値を定義することで、事業範囲が広がると共に、多角化におけるブレが生じにくくりなります。

さらに、自社で使ってみて磨きをかければ実績という点でも説得力が増すと共に+自社事業に近い商品・サービスにも展開しやすくなります(これは、NECが以前モバイルギアで行った方法でもありますね)。

自社の多角化を考える際に、内製しているモノと外注しているモノ、自社事業の上流と下流という視点から見てみることは、バリューチェーンの一貫性の面からは考えやすい方法かと思います。

知的資産経営においても、自社の提供価値を上位概念で広げて、価値創造ストーリーを作成することは、ビジネスチャンスと、新規の競合の双方を見つけるうえで有効な方法としてお勧めする次第です。

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