バレンタインデーと「土用丑の日」の共通点は?

2月14日はバレンタインデー。既に2週間以上前から、コンビニからデパートまで熱い商戦が続いていますね。

● プロモーション手段としてのバレンタインデー

以下のように、バレンタインデーは聖ウァレンティヌスに由来する記念日として始まったと伝えられています。
(引用は『』でくくります。 太字と改行は筆者挿入、以下同様)

『バレンタインデー(英: Valentine’s Day)、または、聖バレンタインデー(セイントバレンタインデー、英: St. Valentine’s Day[† 1][† 2][1])は、2月14日に祝われ、世界各地でカップルの愛の誓いの日とされる。もともと、269年にローマ皇帝の迫害下で殉教した聖ウァレンティヌス(テルニのバレンタイン)に由来する記念日だと、主に西方教会の広がる地域において伝えられていた。』

ウィキペディアより https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%BC

日本のバレンタインデーは、製菓会社が仕掛けたプロモーションとしてのイベントですが、夏にうなぎを食べる「土用丑の日」は平賀源内が仕掛けたプロモーションイベントと言われているのはご存知でしょうか?
(ちなみに、2018年の土用丑の日は 7月20日(金)と8月1日(水)だそうです)

江戸時代、もともとは冬が旬で夏売れずに困っていた鰻屋さんから相談を受けた平賀源内が、「丑の日(うしのひ)」に「う」の着くうなぎを食べようという広告を付けたことから土用の丑の日にうなぎを食べる習慣が始まったと言われていますね。

 

● マーケティングで既存の風習に新しい価値を加える

日本のバレンタインデー元々家族や友人に贈り物とする風習に、「告白のチャンス」(それも女性からは積極的に声をかけにくい時代)という新しい機会を提供し、

丑の日の宣伝は、は名前に「う」が着く食べ物=うなぎを食べて夏負けを防ぐという健康法を提供したということも出来るかと思います。

昔からある風習や日にちの呼び方に、潜在的なニーズを結びつけて新しいイベントに仕立てた、まさにマーケティングの勝利ですね。

 

● 「こじつけ」や「シャレ」も含めて既存の風習・イベントに乗っかる

自社の社名、所在地、事業で扱っているものや制服の色など、何かしら既存の風習に繋げて、新しい価値を提供するきっかけにするというのは、頭の柔軟体操としても効果的ではないかと思います。
価値と言っても実利的なものだけでなく、「面白い」と思っていただけることまで幅広く考えていると楽しいですね。

こういったことを考えること自体を社内コンテストとしてイベントにするというのも一つの方法かと思います

まずは、来月のホワイトデーに向けて「自社で出来るイベントはないか?」とみんなで考えて見てはいかがでしょうか?

 

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