「似た者同士」の似てない所とは?
● 「山葡萄」と「えびかずら」、食べられるのはどっち?
これからは紅葉も始まり、山歩きの好きな方には楽しみな季節ですね。
紅葉やキノコなどと並んで、「山葡萄」というのも、この時期に実がなるので秋の山の風物の一つとなっています。
歳時記カレンダーhttp://seagull-calendar.com/products/saiziki/
には図入りで解説されていますが、大変きれいな実がなるようですね。_
ところで、この山葡萄の仲間には、更にこぶりな「えびかずら」という種類もあるそうです。
では山葡萄とえびかずら、これらは食べることができるのでしょうか?
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
山葡萄もえびかずらも、共に食べられるのだそうですが、むかしは「えびかずら」は山葡萄の名前(古名)として使われていたそうなので、混乱しそうですね。
歳時記カレンダーより http://seagull-calendar.com/products/saiziki/
逆に、見た目や名前は似ていて「食べられる」「食べられないもの」の組み合わせも、キノコの「テングダケ」と「ベニテングダケ」など色々ありますね。
また、植物から取れる、同じ種類に属する毒が、一方では「不美人」の語源となり、もう一方はお化粧に使われていた例もあります。(ご興味のある方は、今週の公式メルマガでお話ししますのでお楽しみに(^^)。メルマガ登録はこちらから https://maroon-ex.jp/fx64717/cIBVF)。
● 見た目の類似と適用性の類似
この「食べられるかどうか」は、ビジネスで「使えるかどうか」と置き換えてみると、一見似たように見える技術や手段でも自社で使えるのかどうかには違いが出て来る事がありますね。
例えば「人工知能(AI)」と一言で言っても、「深層学習」あるいは「ディープラーニング」と呼ばれる手法は、機械学習と呼ばれるカテゴリーに入れられる事が多いようですが、他の機械学習とは、作動原理や必要なデータの種類、前処理の方法などが異なってきます。
それによって、どんな業務に使えるか、費用対効果も含めて「人工知能」という一括りで考えることは難しく、場合によっては誤解を招きかねないので注意が必要ですね。
● 色々な見方をしてみよう
「名前や見た目が似ている」もの同士でも、「同じように使えるのか、あるいは別の使いみちの方が適していないか」というように考えることで、周りにある技術や道具、場合によっては人材なども違った視点で見なおすことが出来るかもしれません。
色々な見方が出来るということ自体が、普段の仕事でも日常の中でも物事を面白く感じることに繋がるのだろうと感じる今日このごろです。
あなたの会社の知的資産についても、社内外で似たようなものを見つけたとき、気がついたときに、「同じように使えるのか」「それとも違う使いみちがあるのか」と考えてみると、発想が広がるかと思います。
このように、色々な切り口=視点で発想を広げることにも知的資産経営の手法は使えるかと思いますので、是非お試しください(^^)。
この記事がいいなと思ったら、クリックよろしくお願い申し上げます(^^)。