スカイディスク、IoT時系列データに特化したAI分析「SkyAI」の提供を開始
スカイディスク、IoT時系列データに特化したAI分析「SkyAI」リリース
AI、IoTを使ったデータ収集から分析までのサービスを提供している株式会社スカイディスクが、その中で時系列のデータ分析に特化したサービスを提供するとのリリースを発表しました。
https://skydisc.jp/information/649/
以下はリリース記事の一部です。
「
株式会社スカイディスク(本社:福岡県福岡市、代表取締役CEO:橋本 司、以下「当社」)は、機械学習を活用したAI (人工知能)分析 「SkyAI(スカイエーアイ)」 のサービスを単体で提供開始いたします。これにより、機械の故障予測や異常発生時の迅速な把握などが可能になり、工場や製造現場の生産ライン、ビル・マンションなどのインフラの老朽化保全などで効率的な業務遂行、コストの削減に繋がります。
当社はこれまで、センサデバイス開発から通信技術、クラウドサービス、AI分析まで、IoT機器を利用しセンサから取得したデータを分析、業務に活用するサービスをワンストップで提供してきました。今回はその中で、今までのIoT事業で培った知見を活かし、AI分析のみを切り出し提供することにいたしました。」
この中で、サービスそのもの以上に注目したのが、
自社サービスの一部を切り取る商品開発方法
です。
以前、私がインタビューした京都の中堅の鍛造メーカー様は、
鍛造にかかわるバリューチェーン(設計から完成品の納入まで)をすべてカバーするというビジネスモデルを取っていましたが、その創業者の方が、
「バリューチェーン全体をカバーしておくことで、その1部だけを必要とするお客様にも対応が出来る」
とおっしゃっていたことを思い出し、まさに同じ手法だと興味深く感 じた次第です。
自社の特に強みとなるところに特化した商品の開発
ある分野のバリューチェーン全体を押さえることで、お客様へのワンストップサービスを実現しつつ、特に特定のお客様にとってニーズが高い、自社の強みとなる部分を切り取って、独立したサービスに仕立てることは、新規商品の開発として非常に有効な手段かと思います。
これを知的資産経営の視点からみれば、自社の知的資産の組み合わせと知的資産の分解の双方を行いながら、新商品・サービスや新事業の検討を進めることが一つの方法だと考える次第です。