コインランドリーでの教育サービスにみる顧客の時間への相乗り

コインランドリー Alterio FelinesによるPixabayからの画像

【今日のポイント】

米国の平均的な家庭では週2時間以上コインランドリーを利用するとのこと。

その待ち時間の有効活用として、子供の教育サービスの提供が始まっています。

病院などの待ち時間、通勤時間など、顧客が他のサービスに使っている時間に相乗りして、その場にあったサービスの提供を考えることはビジネスの拡大の有効な方法と考える次第です。

 

● 米国のコインランドリーで読み書き講座

2019/05/10の1日5分ビジネス英語で表記のトピックスが掲載されていました。
(引用は『』でくくります。太字と改行は筆者挿入。以下同様。)

 

『ランドリーケアファンデーション、国境なき図書館、クリントン財団は共同して、「家族の読書と遊戯スペース」の試験運用の資金調達を行った。

この試験運用は、ニューヨーク市のコインランドリー3店舗、シカゴのコインランドリー10店舗で行われる。

コインランドリーは、6歳未満の子供用の、さまざまな本、おもちゃ、多言語学習教材を備えることになる。』

動画はこちら

米国の平均的な家庭では週2時間以上コインランドリーを使っているとのこと。

子供を連れて行く方も多いことは想像に難くありませんね。。

洗濯の待ち時間の有効活用としては中々良いアイデアだと感心しました。

 

● 日本のコインランドリー

コインランドリーについては、日本でも増加しているという記事を目にしました。

『20年でほぼ倍増 増殖を続けるコインランドリーの事情 2018年10月7日 』
家事の時間短縮、アレルギー対策などから、アレルギー対策として布団や毛布を丸洗いしたいという需要、洗濯中の待ち時間に、自社のサービスや商品を消費してもらえる点に企業が着目し始めている(ファミリーマートなどが参入)と増加の背景を語っています。

最後の点は今回の記事と共通するものがありますね。

コインランドリーの経営者自身による解説記事もありましたが、やはり家事短縮にずや花粉症対策、そしてインバウンドや民泊による宿泊客向けの需要などをコインランドリー増加の要因として挙げていました。

『 コインランドリービジネスのモデルと歴史VOL.2公開日: 2019/02/08』

今後、人手不足が進む中で、クリーニング業界も省力化ニーズが高まるかと思います。
サプライヤー側からみても、無人化コインランドリーの需要は高まりそうです。

 

● 「顧客の時間という市場への相乗り」

今回の記事から、「顧客の時間という市場への相乗り」「SNS利用開始年齢前の教育の重要性の増加」が予想できるかと思います。

顧客の待ち時間、あるいはサービスを使っている時間を他のサービスと共有するということは、コインランドリーに限らず他でも転用可能ですね。

マクドナルドでは、子供を遊ばせるスペースを置いているお店も目にします。

よく、通勤時間の市場競争として週刊誌や漫画雑誌⇒携帯ゲームや携帯電話⇒スマートフォンの例が出てきますが、

「通勤講座」のように、通勤のための輸送というサービスとの相乗りと考えることもできるかと思います。

 

● 「SNS利用開始年齢前の教育の重要性の増加」

もう一つの、「SNS利用開始年齢前の教育の重要性の増加」については、今回のコインランドリーでのプロジェクトは6歳未満の子供を対象としているとのことですが、

スマートフォンやパソコンを使い始める前に、

1>普通の本やおもちゃによる情操教育

2>ネットリテラシーの基礎(特に、ウィルスメールなどのセキュリティと、ブルーライトや不適切なコンテンツ等による心身への悪影響予防)

を行う必要性が、ネット利用年齢の低下に伴って高まってくると思います。

2>については、以前の本ブログのトピックス『ネットの虚偽報道にみる新たなデジタルデバイドとその対応方法』

で取り上げた高齢者対応も考えると、図書館だけでなく、今回のコインランドリーやコンビニ、病院(待ち時間長いですね)なども候補に挙がげられると思います。

そして、こういったニーズ・課題に対応する取り組みやビジネスが今後も出てくるものと考える次第です。

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