幸福経営に考える、契約も含めた既存の知的資産の見直しの重要性
【今日のポイント】
健康経営®に続いて『幸福経営』も生産性向上やエンゲージメント・マネジメントの面から注目されつつあります。
こういった事業課題に対して、契約など自社の既存の知見を含む知的資産を見直し、組合せてみることは、対応方法の一つとして検討をお勧めする次第です。
※>「健康経営®」は、NPO法人健康経営研究会の登録商標です。
1.生産性を高める「健康」と「幸福」 総務が防ぐべき“宝の持ち腐れ”とは?
2020/10/5のITmedia「攻める総務」に表記の記事が掲載されていました。
(引用は『』でくくります。太字と改行は筆者挿入。以下同様。)
『先の働き方改革、健康経営に続いて、生産性の向上を目指すためには、従業員の幸福感を向上させるのも一つの方法なのである。』
⇒同記事が取り上げている、『幸福経営』と、『存在意義の重要性』、『既存データの組合せ活用』などは総務に限らず、参考になるかと思います。
幸福経営学については、以下の記事なども参考になるかと思います。
・幸福経営学~社員と社会を幸せにする経営~
公益社団法人 経済同友会の会誌「経済同友」2018年7月号掲載の、慶應義塾大学大学院システム・マネジメント研究科 研究科委員長・教授 前野 隆司 氏の寄稿記事。
・社員を幸せにする「幸福経営」は欧米では常識となっている「心から幸せになるためのメカニズム」を学ぶ(2)年収・寿命・仕事と幸せの関係
2020/8/11テンミニッツTVの、上記の前野氏の講義。
・ 経営者は何を考え、何をなすべきか? これまでの考えで生産を高めても、従業員の幸福度は向上しない
2020/10/12のJBpress(Japan Business Press)に掲載のJMAC編集部による記事。
2.契約を含めて既存データの組み合わせから、自社の知的資産を見直し、再評価してみる
上記の一連の記事からは、幸福度や健康と生産性などのデータだけでなく、データドリブン経営と知的資産経営の組み合わせから、自社の知的資産を再評価し、その活用の最大化を社員の幸福や達成感、ワークライフバランスなども考慮しながら考える必要性が窺えるかと思います。
以下の、2020/10/7の【公式】データ・マックスNETIB-NEWSの記事にみるように、契約のデータも、自社の貴重な知的資産となりえます。
『リモートワーク化で利用増クラウド契約・クラウドサイン(後)』
契約というのも、自社の取引先やその関係(関係資産)、自社の交渉力や取引における影響力、自社の契約担当者などの能力など多くの情報を含んでいると考えられます。
また、以下の記事にみる様に、契約もコミュニケーションの一つであり、他のコミュニケーションツールとの連携は効果を発揮するものと期待する次第です。
・ 契約書の管理・共有をスマートにするソフトウェア、HubbleがSlackとの連携を強化
2020/10/12の契約書の管理・共有をスマートに行えるソフトウェア「Hubble(ハブル)」を運営する株式会社Hubbleの『プレスリリース(PR Timesより)
『Hubbleのコメント機能とビジネスチャットツール「Slack」との連携を強化し、Hubbleから送付されたコメントに対して、Slack内から返信できる新機能を発表した。』
上記の様に、自社の知的資産の一つとして、契約とその業務で得たデータ、知見、コミュニケーションを捉え、それらも含めて、自社の既存の経営資産の新しい転用先を見つける事は、新規市場開拓や既存顧客との関係性評価、自社の人材の評価や活用の検討方法としても検討をお勧めする次第です。
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