Q&A「予測」のレベルを上げるために「まずは自分で出来る」ことは?

【今日のポイント】

未来予測の重要性は分かっていても、立てた予測の確からしさには不安が残りますし、少しでも当たる確率は上げたいですね。

予測手法や利用する情報(源)は様々ですが、手法を利用する際に「自分(自社)で出来る共通事項」もあるのではないかと、思うところを述べさせていただく次第です。

【目次】

QA:立てた予測の確度(確からしさ)を知ること、確度を上げるために出来ることは?

1.未来予測の手法やサービス
2.自分(個人、所属する組織)が持っている暗黙の前提や視点・視座を意識する

Q.未来予測は大切だが、自分が立てた予測の確度(確からしさ)を上げるには?

本ブログでも何度か、知的資産経営の視点から、「未来予測と自社ビジョンの組合せから自社の将来像を描き、現在の課題に落とし込む」ことをお勧めしてきましたが、
「予測を立ててみてもその通りにはならない、どうしたら予測の精度を上げられるのか?、あるいはどの程度当たるのかを事前に確かめるにはどうしたら良いか?」とのお悩みを持つ方も多いかと思います。

A.上記の問いについては、大雑把で恐縮ながら、
「素となる情報(情報源)の質と量」と、「情報の料理法(分析方法やそこからの仮説の建て方)」それぞれについて評価することになるのではないかと思います。

本ブログでは、後者の『情報の料理法」のうち、更に「予測を立てる上で意識している、あるいは暗黙の前提や視点・視座」の面から、予測の確度について少し私なりに考えて見たいと思います。

 

1.未来予測の手法やサービス

未来予測の手法については、シナリオプランニング、私も参加しているシグナルプロジェクトhttps://future-signal.com/で扱っているスキャニングデルファイ法など多々あり、最近ではAIによるビッグデータの分析による予測なども、製造業の故障予知のような分野や防災など複数の分野で利用が始まっていますね。

また、SWOT分析も、現状把握に加えて外部状況の分析O(機会)とT(脅威)などには未来予測の側面もあるかと思います。

これらの予測手法やそのためのツール、必要な情報源やデータなどは、分野や目的によって数多く提供されていますし、一般的な解説もネット上や書籍などで入手できますし、必要に応じてセミナーやコンサルティングなどで案件に応じた専門家の知見も得られますので、ここでは個別の手法等などについては割愛させて頂きますが、

「自分の立てる予測の確かさを上げる」要は「予測が当たりやすくなるようにしたい」、または「立てた予測がどの程度の確度を持っているのか知りたい」というのは、共通のニーズかと思います。

この「立てた予測の確度やその上げ方」も、目的や状況によっても変わりますし、数多くの解説が出ていますが、
前述のように、「素となる情報(情報源)の質と量」「情報の料理法(分析方法やそこからの仮説の建て方)」それぞれについて評価することになるのではないかと考えています。

そして、後者の調理法は、更に「予測に用いる手法」「その手法を用いる際に、自分が持っている意識的に、あるいは気が付かずに持っている前提や視点、立場などの視座」に大別出来るのではないかと思います。

 

2.自分(個人、所属する組織)が持っている暗黙の前提や視点・視座を意識する

上記のように、予測手法とその適用先は様々ですが、手法を適用する際の自分たちの姿勢(前提や視点など)は、意外と共通性があるのではないでしょうか。

従って、この点について意識することは、各種法の適用において役立つのではないかと考える次第です。

この、「自分たちの持つ姿勢(前提や視点など)」を認識する事が必要になりますが、
以前にも『「無知の知」は重要だが、何をすれば良いのか?』
https://wp.me/p9D2bS-2ciや、

『事例や体験から得た知見を活用できる形にするヒント』
https://wp.me/p9D2bS-2eAなどでお話しているように、
「他者との比較」、特に予測結果だけでなく、その前提や背景、どのような項目に重点をおいているかなどの視点や判断基準なども含めた比較が有効な手段の一つかと思います。

 

そして、他者と比較する際には、
『『「話すことによるストレス解消法」にみる「自己開示のメリット」とビジネスでの活用方法』
https://wp.me/p9D2bS-yQでお伝えしているような、「自己開示」を、守秘義務などに注意しつつ上手に使うことも、検討をお勧めする次第です。

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