未来予測におけるフレームワークや情報源のブラッシュアップとプランBの必要性

【今日のポイント】

「想定外の事象が起きる」こと自体を前提として将来を考えることが必要との認識が広がっていると感じる現在、
未来予測に用いる情報源や手法・フレームワーク日々ブラッシュアップしていくとともに、予測が外れた際の対応への備えも必要性が増していると感じる次第です。

 

【目次】
1.将来像を検討・予測する試み
2.情報源と予測手法・フレームワークの日々のブラッシュアップと、想定外への対応の備えが、必要性を増している

1.将来像を検討・予測する試み

VUCAという言葉も目新しさが薄れてくるほど、不確実性の高い世の中となっていることは、かなり共通認識となってきているかと思いますが、

その中でも、技術や業界、施策などの将来の方向性を探る試みは続けられていることが、以下の記事などからも窺えるかと思います。

 

「キャッシュレスの将来像に関する検討会」を開催します

2022/9/27に、経済産業省は、表記のプレスリリースを公表しました。

https://www.meti.go.jp/press/2022/09/20220927005/20220927005.html
(引用は『』でくくります。太字と改行は筆者挿入。以下同様。)

『本検討会では、日本のキャッシュレス化の現状を確認するとともに、キャッシュレス化の社会的意義、足元の動向や今後想定される技術・ビジネス環境の変化等を見据えたキャッシュレスの将来像、目標とすべき新たな指標等について検討を行います。

⇒検討会自体は非公開、議事概要及び発表者の了解を取れた資料は、原則公開予定とのことですが、9月28日の第1回検討会の議事次第や資料などは、以下に掲載されています。

『第1 キャッシュレスの将来像に関する検討会』
https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/cashless_future/001.html

キャッシュレス化推進における、店舗側、消費者側双方に対して、メリット・デメリット、安全性や信頼度など複数の課題への対応が必要なことを改めて感じるとともに、これは、キャッシュレス化以外にも共通の課題項目と考える次第です。

 

【新規事業/R&D部門向け無料ウェビナー開催!】フードテックの未来予測 ~データから導き出される破壊的な技術とプレイヤー~

2022/10/6に、アスタミューゼ株式会社は10月18日に開催する無料ウェビナーについて、表記のプレスリリースを公表しました。

https://www.astamuse.co.jp/news/2022/221018-webinner/
(引用は『』でくくります。改行は筆者挿入。以下同じ。)

『【フードテックの未来予測について】
近年〇〇テックと名付けられ、既存の領域に新たな技術の導入をすることで業務効率化や新規事業の創出、さらには社会課題解決を目指す取り組みが増加しています。

本ウェビナーで取り上げる「フードテック」もその一つであり、技術の力で食に関する課題を解決したり、人々の食生活の質を高めたりといった取り込みが行われています。』

⇒既にウェビナーは終了していますが、同記事にも記載の通り、スリープテック、フィンテック、プロップテックなど、「〇〇テック」は最近良く見るワードですが、
これらの規技術やその適用先、プレーヤー把握の手法・メソッドや情報源についても、日々変化していくため、常日頃からの目配りが必要と感じる次第です。

 

2.情報源と予測手法・フレームワークの日々のブラッシュアップと、想定外への対応の備えが、必要性を増している

上記の記事だけでなく、ウクライナ危機やパンデミックAI・IoTなどの新技術メタバースなど、今まで想定していなかった事象が生じる様子を見ていると、

情報源と予測手法・フレームワークの日々のブラッシュアップと、予測と異なる状況発生への対応のプロセスの備えが、個人・組織共に必要性を増している」ことを感じる方も多いかと思います。

私が参加している、未来予測の勉強会「シグナルプロジェクト」https://future-signal.com/も含めて、
日頃からものを見る視点、キーワードとして、私は「温故知新」「螺旋的発展」「集中と分散」などをよく使っていますが、

今後は、予測手法自体の学習とその実践予測に必要な情報源も環境変化に応じてブラッシュアップすると共に、それらを内部や外部環境の変化に応じて使い分ける必要性も高まっていると感じます。

 

また、新型コロナの影響を発生当初はここまでなると予測できなかった様に、予測が外れたり、想定外の事象が起きた時のプランBや複数シナリオ等の備えも重要となっているとの認識を新たにしています。

 

なお、私が愛聴している1日5分ビジネス英語の、2022/10/11のトピックス
『あなたはスーパーフォーキャスターになれるか? Can you be a superforecaster?https://matt-english.com/podcast/20221011では、英国政府が開催した予測大会を取り上げていましたが、

このような未来予測のプラットフォームからは、ウィキペディアの様な集合知の形成に加えて、オンライン投票や株価の様に、「皆が予測した方に現実が動く」という現象も起きる事で、
予測プラットフォーム同士が政治・経済面での影響力を競って競争する未来も予想できるかと感じた次第です。

 

なお、未来予測とその活用に関しては、以下の本ブログトピックスもご参考になれば幸いに存じます。

『経営デザインシートにおける将来の外部環境予測の情報源と使い方』
https://wp.me/p9D2bS-23V

『経営デザインシートに考える、今と未来のSWOTの使い分け』
https://wp.me/p9D2bS-20d

『私の情報収集方法(情報源)のご紹介』
https://wp.me/p9D2bS-pX

『未来予測と、バックキャストでの課題設定の連携方法は?』
https://wp.me/p9D2bS-22N

『ニコラ・テスラの未来予測に見る「技術と欲求両面からからの予測」』
https://wp.me/p9D2bS-ys

『空飛ぶクルマの開発にみる、自社事業の将来像の策定に「極端な環境」を利用するヒント』
https://wp.me/p9D2bS-26C

『「SF思考」ー物語で見せる未来予測(1/3)』
https://wp.me/p9D2bS-220

『『歴史思考』を読んでー温故知新とパターン認識によるメタ認知の効用』
https://wp.me/p9D2bS-2ak

 

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