アップルの周囲の様子を触覚で伝える技術にみる「インターフェースの多様化」

視覚障害者 インターフェース 盲導犬

● アップル、周囲のようすを触覚で伝える技術の特許出願–盲導犬や聴導犬の替わりに
2018/7/4のCNET JAPANに表記の記事が掲載されていました。
(引用は『』でくくります。 太字と改行は筆者挿入、以下同様)

https://japan.cnet.com/article/35121918/

『 Appleは、視覚障がいのある人が使う白杖(はくじょう)と同様の機能を実現させる技術を考案。この技術を米国特許商標庁(USPTO)へ出願したところ、米国時間6月26日に「GUIDANCE DEVICE FOR THE SENSORY IMPAIRED」(公開特許番号「US 2017/0024010 A1」)として公開された。出願日は2015年7月21日。
この特許は、ユーザー周囲の状況を何らかのセンサで把握し、解析結果を触覚インターフェイス経由でユーザーへ伝える技術を説明したもの。たとえば、小さなスティック状のデバイスが超音波や光などを利用して障害物の存在をとらえ、その情報を振動などで知らせる、という応用が考えられる。』

と、周囲の状況を超音波や光により把握するセンサとその内容を触覚や音で知らせるデバイスの組み合わせにより、視覚障害者の屋内外での行動をサポートする技術に関するものです。

特許公開公報を見ると、アップルウォッチのような腕時計型の他に、服の背中に振動デバイスを付けるような方式も掲載されています。
特許公報のURL
http://pdfaiw.uspto.gov/.aiw?docid=20170024010

● 情報の出口を広げて新しい市場を見つける

「京セラの「触覚伝達技術」にみる「インターフェース拡大の価値」」
https://wp.me/p9D2bS-zO

でもデータの入り口だけでなく、出口側も触覚という広がりを得ることで、様々な適用先、市場が生まれる様子を、京セラの触覚技術スマートフットウェアを開発するスタートアップ企業no new folk studio富士通の「interactive shoes hub」などの事例でお伝えしてきましたが、

情報の入口と出口、つまりインターフェースの多様化が、新しい市場(顧客)向けに新しい提供価値を生み出していく可能性を今回の特許出願(ここでは、「視覚障害者」という潜在顧客への「周囲の状況把握と行動へのアドバイス」という提供価値)にも見て取ることが出来ます。

自社自社の知的資産の新しい活用先検討の知的資産の新しい活用先を検討する際にも、インターフェースの多様化という視点から、オンライン、オフライン、さらに人間の感覚の種類など顧客接点を変えてみたらどうなるかを考えて、価値創造ストーリーを描いてみることが、有効な方法の一つと考える次第です。

 

★ この記事がいいなと思ったら、下の「いいね」やツイートをよろしくお願い申し上げます(*^^*)。

Follow me!