オプティムの農林水産・流通加工・食品産業向けAI・IoT・Robotプラットフォームにみるトレーサビリティ市場の広がり
● 農林水産・流通加工・食品産業向けAI・IoT・Robotプラットフォーム 「AGRI EARTH」を発表
農業ビッグデータの活用を推進。WAGRIとも連携しAI・IoTによる価値創造を目指す
以前、「「オプティムとみちのく銀行の提携にみるあらたな「集中と分散」」
https://wp.me/p9D2bS-sj
でご紹介した、株式会社オプティムが2018/7/24に表記のリリースを公表しました。
(引用は『』でくくります。 改行は筆者挿入、以下同様)
『AI・IoT・ビッグデータプラットフォームのマーケットリーダーである株式会社オプティム(以下 オプティム)は、
2018年7月23日に農業・林業・水産業・流通業・加工業・食品業に向けたAI・IoT・ブロックチェーン・プラットフォーム「AGRI EARTH」を発表しました。農業ビッグデータの活用を推進し、農業に特化したAI・IoTによる価値創造を行います。
また、「AGRI EARTH」では、特許取得済みのAGRI BLOCKCHAIN(アグリブロックチェーン)を導入し、ブロックチェーン技術を活用した、改ざんが難しく信頼性の高い、データのトレーサビリティを可能とします。』
と、農林水産業と食品業のバリューチェーン全体をカバーするブロックチェーンを用いたAI・IoTプラットフォームを提供するそうです。
以前の記事でも、オプティムの特定のベンダーに縛られないポジショニング戦略を取り上げましたが、同社はAI・IoTビジネスにおける集中と分散を使い分けて、農林水産業にかかわる市場に幅広く関わっていこうとしていることが窺えます。
● 集中と分散の強調における新技術の役割
オプティムの以外にもブロックチェーンは、仮想通貨以上に、トレーサビリティの中でその存在感を増している印象があります。
「バリューチェーンの中で、「集中型と分散型の共存」を考える」
https://wp.me/p9D2bS-yZ
で、
汚染された卵の拡散は集中型生産故の被害拡大であり、その一方でトレーサビリティーの視点からは、管理がバリューチェーン全体をカバーしていない(分散されている)という課題が見えてきこと、
その中で、色々な事業のバリューチェーンに混在する集中型と分散型の各部分について、AI・IoTやブロックチェーンなどの新規技術を利用して、集中型と分散型を上手く協調させることによって自律分散型の社会構造の推進などに寄与する方向に自社の事業の方針を合わせることを考えることをご提案しましたが、今後もその方向に色々な企業が進んでいくものと今回の記事からも感じるところです。
● 業界を超えて広がるトレーサビリティのニーズ
「ルーベンスの壁画発見に思う「トレーサビリティ」と「アカウンタビリティ(説明責任)」におけるニーズとシーズの相乗関係」
https://wp.me/p9D2bS-D2
でもお伝えしたように、どの業界、分野でもトレーサビリティのニーズは高まっており、そのニーズをブロックチェーンなどの新技術が後押しいています。
そして、CSRやグローバル化による従来より広範囲で高度なトレーサビリティを企業に求める環境が、新技術の発展・普及や制度の整備を後押しするという循環が既に進んでいる中で、自社の知的資産をどのような強みに変えるかを考える際にもこのような大きな流れを意識しながら、知的資産経営報告書のSWOT分析や価値創造ストーリーの策定を進めることが必要と考える次第です。
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